R200デフを装着したS30Z用のエキゾーストシステム|FUJITSUBO EXH PERFORMANCE UNIT

路面と干渉しにくい伝統のフルデュアル

       
マフラーとエキマニをひとつのパッケージとして一歩攻めたエキゾースト開発を行おうというFUJITSUBOの新戦略が「EPU」と名付けられたシリーズ。
いまは広く現行車から旧車までラインナップされているが、旧車用の第1弾として発表されたのは、R200デフ対応のS30Z用だった。
あらためて、その詳細に迫る!

【R200デフを装着したS30Z用のエキゾーストシステム|Nostalgic SPEED Parts Selection】

 スポーツマフラーの老舗「FUJITSUBO(フジツボ)」。最近、旧車用もクローズアップしていて、長年、ファンに愛されてきたS30Zやハコスカ用のレガリスRについても、現代の最新技術を注入した仕様にリニューアル。そんなフジツボから、R200デフ対応のS30/HS30Z用エキゾーストが登場。EPU(エキゾーストパフォーマンスユニット)という新シリーズから発売されることになった。

 EPUとは、チューニング車向けにエキマニやマフラーをトータルで設計・開発することで、さらに踏み込んだエキゾーストに仕上げようというもの。

 思い返せば、2018年にデビューしたS30Z用レガリスRもエキマニ(スーパーEX)と同時交換が前提だった。そういった意味ではフジツボが新たに提案してきたEPUの先駆け的な存在だったといえる。

>> 【画像8枚】メインタイコは昔ながらのカシメ留めタイプにリファイン。内部のグラスウールは耐久性や消音性に優れる連続繊維を採用

 具体的に何が新しいのか? S30Z用についていえば、純正のR180からサイズアップしたR200デフ装着車に対応する新設計となる。これまでは、中間以降もストレートレイアウトだったが、EPUでは中間タイコ以降のメインパイプが左右振り分けのデュアルに。デフキャリアとの干渉を避けるため、デフを迂回してリアタイコにつながるレイアウトになっている。また、脱着性を高めるべくエキマニのフランジ穴を調整し、メインサイレンサーをカシメ留めタイプにするなど細かい仕様変更はあるものの、基本的には従来の新レガリスR&スーパーEXと同スペック。スポーツ走行を楽しむユーザーは大容量のR200デフに変更しているケースも多く、レガリスRも対応品を作ってほしいというリクエストにこたえての登場だった。






EPUではマフラーに加えてエキマニも同梱される。



研究開発部 鈴木謙一さん

エキマニとマフラーをトータルで開発することで、最大限のパフォーマンスを発揮させようというのがEPUの狙いです。



その後、KGC10 スカイライン 2ドア用などもリリースされている。


問い合わせ先:FUJITSUBO/藤壺技研工業 TEL055-998-0130 http://www.fujitsubo.co.jp/


初出:ノスタルジックスピード vol.021 2019年8月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

R200デフを装着したS30Z用のエキゾーストシステムが新登場!(全1記事)

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text : DAISUKE ISHIKAWA/石川大輔 photo : RYOTA-RAW SHIMIZU(FOXX BOOKS)/清水良太郎(フォックス ブックス)

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