それまでのワークスにはない居住性の4代目! 1998年式 スズキ アルト ワークス フルタイム4WD RS-Z【5】全5世代のワークス、一堂に会す

1998年式 スズキ アルト ワークス フルタイム4WD RS-Z

       
【アルト ワークス全世代一気乗り【5】1998年式 スズキ アルト ワークス フルタイム4WD RS-Z】




なみだ目や泣き顔などと揶揄されたフロントフェイス。ワークスらしくフォグランプ一体式のバンパーに追加されたエアインテークが存在。ボンネットのエアスクープも大型化され、さらに高トルクになったK6A型エンジンを冷却。





発売当時世界中で流行したレリーフ状のプレスラインが入ったボディサイド。軽自動車規格改定により、全長100mm、全幅80mm拡大。





歴代のリアをイメージさせるバックドアスポイラー。



>> 【画像63枚】一堂に会した全5世代のアルトワークス。各世代のインテリアなど




ワークスらしく黒一色の内装は踏襲され、メーターパネルは見やすいシルバーとなった。カップホルダーやドアポケットが増え、コクピット内は快適に。




シートは先代のバケット形状をそのままに、高速道路などでの長時間走行でも快適な硬さ。さらに着座時、足や腕がドアトリムと干渉しないような形状になっている。




可変バルブタイミング機能を採用したK6A型エンジン。出力だけでなく、燃費にも環境にも優しい仕様となった。だが、制振材や遮音材を多用し静粛性が向上し、ワークスらしさがスポイルされたことも事実。




WORKSのプレート。





曇りを除去するヒーテッド機能が装備されたドアミラー。





社外品に見えるブラック塗装されたアルミホイールはメーカー純正。ENKEI製の10本スポークで、RSの4.5Jから5Jにリム幅が拡大されている。サスペンションはKYB製ショックアブソーバーを装備し、専用チューニング。ゴツゴツした感触ながらも高速域では地面に吸い付くようなダンパーの利きを示す。赤く塗装されたフロントのブレーキキャリパーがチューニングカー的雰囲気を作っている。


OWNER’S VOICE



本誌でも以前ショップ取材したアルトおよびカプチーノの専門ショップ「カーズ・ナビワン」代表。希少なノーマル状態の4代目ワークスで登場。




1998年式 スズキ アルト ワークス フルタイム4WD RS-Z(HA22S)


specification 諸元
●全長×全幅×全高 3395×1475×1455mm
●ホイールベース 2360mm
●トレッド前/後 1300/1290mm
●車両重量 720kg
●エンジン型式 K6A型VVT
●エンジン種類 直列3気筒DOHCターボ
●総排気量 658cc
●ボア×ストローク 68.0×60.4mm
●圧縮比 8.6:1
●最高出力 64ps/6500rpm
●最大トルク 11.0kg-m/3500rpm
●発売当時価格 118.2万円

初出:ハチマルヒーロー 2016年 5月号 vol.35
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1998年式 スズキ アルト ワークス フルタイム4WD RS-Z (全1記事)

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text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

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