戦前のフィアットからワーゲンバス、各世代のポルシェからトライアンフ、NSU、マトラなども登場|【輸入車編】第33回トヨタ博物館クラシックカーフェスティバル

モリコロパークの芝生広場の上におよそ100台の旧車が展示された。

       
10月9日(日)、愛・地球博記念公園(愛知県長久手市、通称モリコロパーク)で開催された「第33回 トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル」。
このページでは参加車両の中から輸入車の旧車を紹介していこう。

毎回、100台前後の参加車両が集まるこのイベントだが、毎回その3割ほどが輸入車となっている。
特に戦前や戦後すぐの1950年代は国産車が少ないため、輸入車が中心になる。
今ではもう存在しないメーカーや他社に吸収されたブランドなどもあり、日本ではなかなか見られないクルマが見られるのもこのクラシックカーフェスティバルの楽しみの一つだ。


【画像30枚】フェラーリ、ポルシェ、メルセデス……93年前のフィアットから30年前のルノーまで集まった輸入車の旧車たち。

イベントの詳細、国産旧車に関しては以下の記事を参照してほしい

>> トヨタ7のエンジンサウンドが響き渡る! 戦前から30年前まで、幅広い旧車が顔を揃えた|第33回トヨタ博物館クラシックカーフェスティバル

>> 第33回トヨタ博物館クラシックカーフェスティバル【国産旧車編】【ハチマル車編】

また、会場では旧車の展示だけでなく、「体験イベントゾーン」での交通安全チェックやクラシックカーとの記念撮影、「レストアゾーン」ではKINTOやGRヘリテージパーツの展示なども行われ、様々な形で旧車を楽しめるイベントとなっていた。


>>クルマのサブスクリプションサービスを展開するKINTOでは、最近旧車のレンタカーサービスを開始。貸し出し車両を展示していた。


>>愛知県豊田市で旧車のレストアを行う新明工業のブース。KINTOブースに展示されていたヨタハチも新明工業によるレストアが施されている。


>>「Fun&Safety 楽しく学ぶ交通安全」ブース。シミュレーターや測定機器などを使い、大人だけでなく子どもでも楽しく交通安全について学ぶ事ができる。

>>1929年式 フィアット509 カブリオレ
年式順にゼッケンが振られるため、1番は最も古い年式の車種となる。今回のエントリー中では唯一の戦前車両だ。



>>1954年式 フォルクスワーゲン タイプ1 カブリオレ
ビートルことVWタイプ1のオープンモデル。



>>1961年式 シトロエン 2CV フルゴネット
ドイツのビートルに対してフランスを代表する大衆車である2CVの商用貨物仕様がフルゴネット。



>>1966年 マトラ ボネ ジェット
元々はオトモビル・ルネ・ボネによって開発されたジェット。マトラ社が1964年に買収した後のモデルだ。



>>1967年式 フォルクスワーゲン トランスポーター
フォルクスワーゲン・タイプ2のマイクロバス仕様。家族での参加で、助手席にはピンクのクマのぬいぐるみも。



>>1969年式 フェラーリ365GT 2+2
2+2のクーペボディが特徴のモデル。パワステ、パワーウインドーをフェラーリで最初に搭載したモデルだ。


>>1974年式 BMW 2002ターボ
「マルニ」の通称で日本でも人気の2002のターボモデル。トヨタ博物館賞を受賞。



>>1975年式 ディーノ 208 GT4
3リッターエンジン搭載の308GT4のボディに2リッターエンジンを搭載したモデル。最優秀賞にあたるトヨタ博物館館長賞を受賞。

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