初お披露目となった「オカザキスピードTC24 Z」|OS技研 レーシングS30Z Vol.4

初お披露目となる「オカザキスピードTC24 Z」は、こだわりのスタンダードフェンダーに前後とも17インチを装着。前後フェンダー、ボンネット、ドア、リアゲートはFRP製で、前後ともバンパーレス仕様、さらにリアガーニッシュも取り外して徹底的に軽量化。

       
TC24-B1Zのポテンシャルを実証するため、クラシックカーレースでの優勝を目標に
製作が進められてきたレーシングS30Zが、いよいよシェイクダウン。そのテストに密着した!

【OS技研 レーシングS30Z Vol.4】できたてホヤホヤ、オカザキスピード


【3】から続く


 2014年9月から製作が進められ、ついにシェイクダウンにこぎつけたS30Zレーシング。サーキットでのテストでは何が起きるか分からないので、テスト前日の準備に忙しい中、取材を敢行させてもらった。以前紹介した際は、フロントフェンダーやドア、ミッションなども未装着状態だった。

▶▶▶【写真55枚】バッテリーは乾式のため、水素ガスは発生せず、横倒しでの搭載もOK。収まっているのは助手席スペースに設置されたケースなど

しかも、完成していた部分にも手直しが加えられているようで、準備に抜かりなし。今後のテストによってさらにバージョンアップされると思われるが、まずは今回のシェイクダウンの状態を紹介する。また、テストの当日までチーム名なども決まっていなかったが、とりあえず、暫定ではあるがチーム名は「オカザキスピード」、S30Zレースカーの名称は「オカザキスピードTC24 Z」となったことも報告しておく。



純正形状のFRP製ワンオフダッシュボードを採用したコクピット。タコメーターはスタック製で、3連メーターはDefi。純正のスピードメーターの位置には、チャージランプとオイル警告のインジケーターとA/F計をインストール。タコメーターの前にはタイム計測用のP-LAPを設置





サイドブレーキの位置には、ブレーキバランサーとラインロックのレバーが設置される。




ミッショントンネルの上には、モーテックの本体とコネクターを設置。PCとつなぐことで、各センサーからの情報を見ることができる。




R192用 スーパーロックLSD

OS技研が発売する「スーパーロックLSD」、ハコスカGT-RやZ432に純正装着されたR192用。通常のLSDは、イニシャルトルクがかけられているため、常にLSDがわずかに効いている状態だ。そのため、ゆっくり曲がる時でもパキパキ音がして特有のひきずり感があり、これが摩耗を進める原因にもなる。スーパーロックLSDは、通常の走行ではノーマルデフのようにスムーズで、アクセルを踏み込んだ瞬間にデフロック状態になり、抜群の安定性とトラクション性能を発揮する。また、テストでは15万km時の検査でも、性能低下は見られなかったという。走りを楽しみたいGT-RやZ432オーナーは必見!



▶▶▶【写真55枚】エンジンルームをのぞき込む「オカザキスピード」のチーム監督でもある岡崎会長など




【1】【2】【3】から続く

photo : RYOTA-RAW SHIMIZU/清水良太郎

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