【令和に90'sトラッキン現る!!】ファイバーワークが光る緻密なベッドメイクも見逃せない90's懐古スタイルのアクティ・トラック

90’sトラッキンオマージュ軽トラを
当時風情そのまま令和に再現！

【画像7枚】ボディ同色インテリアに白アクセントで“アメリ感”なインテリア、ファイバーワークが光る緻密なベッドメイク、ボイド人気にあやかった当時モノ国産リムでキメた足元など、90’sトラッキンオマージュの全貌はココを見よ！

ジャパンのスカGをUS JDM路線のスタンス旧車としてイジるかたわら、古きよき時代の日本のアメリカンカスタムにも憧れを馳せてきた、若きカスタムフリークのオーナー。
そんな彼の2ndカーライフに火をつけたのが、1台の古ぼけた軽トラだった。

ネオクラ世代の平成3年製アクティという懐古系スタイルには格好の素材だったという。
で、ついついイジりたい衝動に駆られた挙げ句、脳裏に思い描いていた90’s懐古スタイルの軽トラッキンへとレストカスタムを図ったのデシタ♪

’90年代後半に流行った3コートのパールオレンジでオールペンされたエクステリアは、ビレット風デザインの当時物ホイールの相乗効果で往年のハイテック系アメリカンをひと目で感じるたたずまい。

ビレットインサート埋め込みのフロントバンパーや、ワンオフのエアダムスポイラーなど、凝りまくりのキャビンのディテールもさることながら、USベッド風にモディファイされた荷台のスタイリッシュな作り込みも秀逸。

三方開きのアオリを生かしたまま、リアのフェンダーアーチを兼ねたサイドスカート、ロールパン形状のリアパネルはFRPでワンオフのうえ、開閉式のハードトノカバーまで追加。

キャビンと均一のロワラインによる低床ベッド風のサイドビューは、プレスラインやガソリン給油口まで作り込み、ディテールメイクも圧巻だ。

長年の酷使でヤレヤレだった室内も張り替え済みのシートやボディ同色ペイントでリフレッシュ。
さらには、当時のお約束だったメッキスポークのホワイトステアリングも完備するコダワリは、当時を知らない平成世代の愛車とは思えないほど時代考証バッチグ〜なんですっ！

トータルセンスの卓越ぶりと、当時の水準をはるかに超えるクオリティに、だれもが思わずウットリの力作でアリマス!!



>>ダッシュや内張りもボディ同色で塗装し、空調ダクトやドア開閉レバーは銀鏡加工でメッキ調に。ビニールレザーで張り替えたシートは白のパイピングでステアリングとのコーディネートを図り、キャビン背面のヘッドレストを外して、純正品を社外のローバック風に見せている。


>>フロントスポイラーはメインの愛車GC210スカGと同一デザインのエアダム形状でワンオフし、純正バンパーもビレットグリル風にメイキング。


>>荷台のハードトノカバーもFRP製の1点物で、三方開きのアオリとリアゲートはロープフックを取り去り、鈑金でスムージングを施すことでミニトラのUSベッド風のフラッシュサーフェス形状に作り変えているのにも注目。


>>テールレンズにはブルードットの埋め込みが。当時らしいモディファイがニクいネ〜♪


>>スライドガラス化されたリアの小窓は、最終型アクティ専用のナビック製オリジナル品で、最終型純正の背面パネルを溶接で移植してポン付け可能とした苦心の作。三方開きの荷台をフリートサイド風に装ったFRPワンオフのサイドスカート＆リアアンダーパネルは、エアロとは異なる洗練されたリアビューに貢献。キャビンのロワラインに合わせたサイドシル風のプレスラインや、開閉式のフューエルリッドなど、細部の作り込みも圧巻だ。


>>90’sのオマージュメイクにマッチしているのが、往年のアメスタ軽のド定番だった国産品のビレット風ホイール。USの王道“ボイド”のガッチャ2に似たデザインの当時物“レーシングビート・マッドシャーク”（14×4.5J IN45）ナリ。あえてのボイド亜流ホイール履きも、リアルな当時風カスタムにフィットしている。


>>90’s後半のUSカスタムカーの流行色だった通称“サンセットオレンジ”のボディカラーを、3コートパールを調合した高品位なキャンディペイントで再現。ライトの外枠やワイパー、窓枠などは、銀鏡加工のクローム仕上げで、往年の和製アメリカンらしい派手さをプラスしている。ルーフのプレスラインはスムージングのうえ、ポップアップ式サンルーフをプラス♪ USチックな装いに貢献しているゾ。


『カスタムCAR』2021年3月号掲載
（記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです）
BASE CAR：アクティ・トラック／1991年型
SOURCE：ティーアール