【生足6インチロワード!!】オーバーフェンダーで見事なアウトリップをキメた足元＆ブランドMIXさせたエアロパーツに注目！

ブランドMIXをシンプルに仕上げる
生足仕立てのアウトリップスタイル

【画像10枚】高級感と迫力を兼ね備えた足元、6インチロワードのアウトリップでも不安なく駆け抜ける足回り、ブランドMIXしたエアロなど、気になるカスタマイズの内容はココをチェック!!

オリジナリティを重視してエアロパーツのブランドMIXに取り組みながらも、雑味を一切感じさせないシンプル＆クリーンなワイド＆ローへと巧みにまとめてきたのがこの200系。

凜としたオーラを放つ決め手となるのが、注目すべきポイントでもある6インチロワードの生足＆オーバーフェンダーで見事なアウトリップをキメた足元だろう。

というのも、走行時に車高が変えられない生足ということを考えれば、即座にホイールやタイヤと干渉してオーバーフェンダーが吹っ飛んでもおかしくない攻めっぷりだからだ。

しかし、そこは低く走るためのノウハウ豊富なアメンドがカスタムを手がけていることもあって、ノープロブレム。
ビルシュタインベースで超ショートストロークに仕上げたオリジナルショックを中心に、ミリ単位のストローク＆クリアランス支配を加え、停車状態でも視線を惹きつけるたたずまいはもちろんのこと、走行時にはフェンダーがタイヤを飲み込んでいくようなカッコよさまでも引き出している。

ちなみに、ブランドMIXされているエアロパーツは、サイズ調整なしとは思えないほど自然な仕上がり。
すでに装着済みだったバッドフェイスがT.S.Dスタイリングのワイドルックのグリル上部と干渉したことから、逃げ加工のみ施したそうだが、装着すればフェイス全体にボリューム感が出るT.S.Dスタイリングのワイドルック用ボンネットよりもシャープな仕上がりとなり、結果的に精悍さの引き出しへとつながった。

一時はエアサスでの低さの引き出しも考えたそうだが、その予算を仕様変更に使うほうが楽しいと考え、3インチロワードから少しずつ愛車の熟成に取り組んできたオーナー。

「もっと低く、もっとワイドに」といった欲求がさらにどのような進化を果たしていくのか、今後も楽しみな1台だ！



>>T.S.Dスタイリングのワイドルック用ボンネットではなく、装着済みだったバッドフェイスを生かしたことで、精悍なワイド&ローフェイスを獲得。余裕の増えた開口部へ与えたインタークーラーと、ステンパイピングがスポーティさを打ち出す好アクセントに。


>>サイドまで回り込むバンパーだとリアのボリューム感が勝ち気味となるが、25mmオーバーフェンダーなら、絶妙なバランスで全体をまとめることができる。アウトリップを含め、計算尽くしで魅せている。


>>ワイド&ローを強く押し出すシンプルスタイルを目指し、フロントはT.S.Dスタイリングのワイドルックバンパー、オーバーフェンダーも含めたサイドとウイングはエセックス、リアはレガンスといったブランドMIXでまとめる。



>>メッシュの高級感とリムの深さでチョイスしたヴァローネ・LM9（18×9.5J OUT1）をアウトリップで履きこなすことにより、視覚的なワイド感へと結びつけた。なお、オーバーフェンダーのキャパを超えるサイズが履きこなせるように、ホーシングはナロード済みだ。


>>ミリ単位のクリアランス確保やバンプセッティングを施したとしても、この低さで不安なく駆け抜けることは不可能。ビルシュタイン×アメンドのローエースショックで、ストローク支配しているからこそなせるワザだ。


>>6インチロワードの9J履きだが、驚くことにドア側は無加工。なお、当初は19インチ履きを計画していたが、アウトリップ履きやロードクリアランスの確保で低さが犠牲となるため18インチとした。


>>6インチロワードではフロアとホーシングの間にマフラーをレイアウトするスペースがなくなるため、ワンオフで対処。見ることのないフロア下にまでも、魅せる仕上がりを注ぎ込んでいる。


>>6インチロワードのアウトリップでも不安なく駆け抜ける足回りがこのハイエースの特筆すべきポイント。ヴァローネ・LM9を装着する高級感と迫力を兼ね備えた足元がスタイリングに華を添える。


>>生足6インチロワードフォルムに、ブランドMIXしたエアロが映えるフロントビュー。アウトリップしたスタイルがフォルムに迫力もプラスしている。


『カスタムCAR』2021年2月号掲載
（記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです）
BASE CAR：ハイエース・ナローボディ・バンS-GL／2016年型
SOURCE：AMEND