【まるで地面に吸い付くようなスラムド感!】22インチ履きでの限界スラムドの領域を越える視角トリックが見事なスパロン登場!!

この見事なかぶりっぷり!! +視覚効果でより完全な着地フォルムを得た200系ハイエース

       
さらなる進化を遂げる限界シャコタンラバー!
トリックメイクで視覚的着地感が激増!!

【画像7枚】ステップレスで余計な凹凸を排除したドア部分、リロケートされたテールレンズなど、限界車高の視角トリックの全貌はココを見よ!!

チャネリング&フレームワークで達成した22インチ履きの着地仕様をイベントで披露し、ギャラリーの視線を独り占めしたオーナー。
いわば、行き着いた感のあったこのハイエースの限界シャコタンスタイルが、さらなる究極進化を果たした。

その驚くべき進化ワザは……

視覚効果を利用して低さを一層アピールするボディカスタム。
以前もノーマルバンパーのスライスで、開口部位置を引き下げるといった視覚トリックを用いていたが、今回はなんとテールレンズとナンバーポケットをノーマル然と下方向へリロケート!
リアの違和感を見事に解消している。

また、余計な凹凸でフェンダーまわりへの視線誘導が妨げられないよう、フロントのドアハンドルとステップ回りのスムージングも敢行。
以前からスライドドアのハンドルはスムージングしていたが、フロントドアも面を強調することでフェンダー回りの存在感が際立った。

もちろん、この視覚トリック効果はテキメン。
白×黒という純正風に魅せるボディカラーと相まって、単なる着地では到達できない地面へ吸い付くかのようなスラムド領域へと達しているのだ。

「グリルの出っ張り感やインパクトの強さを制御してやれば、さらに低さが際立っていくと考えています。低さを引き立てていくには、シンプルスタイルが必要不可欠と思っているので、本当はドアミラーも外してしまいたいぐらい(笑)」とはオーナー。

物理的に限界に達した着地仕様を、より一層低く魅せる視覚トリック。
限界車高からの次なるステップとして、これから着地ユーザーの定番ワザとなるかもしれない。



>>フロントステップをドア下部延長でカバーリングした際に、Ⅱ型フェイスではバンパーとのコンビネーションがイマイチだったことからⅣ型フェイスへとコンバート。黒バンパーでシンプルにメリハリをつけている。


>>同色ではのっぺり、フルメッキではしつこく感じることから、モデリスタのグリルをチョイス。現状でもインパクトの強さと出っ張り感が低さの演出を邪魔していると感じているため、さらなる視覚トリックを仕掛け予定とのこと。


>>ノーマルのテールレンズ位置のせいで、着地仕様でも腰高に見えてしまっていたが、ナンバーポケットともに下方へとリロケートすることで、低さ極まるスタイリングを実現している。


>>22インチ履きでの限界スラムドを実現するため、足回り以外で施された加工も激スゴ! その具体的な手段はチャネリングだ。ボディは一旦フロアと分離させ、10cmほどボディマウント位置を上げた。さらにサイドシルをカットすることで、完全着地としている。


>>フロントのフレームは干渉部分で切断し、キャビン部が下がるようZイングされている。


>>ドアハンドルのスムージングでペイントするついでに、ドア下部延長でステップレス風にカバーリング。フェンダー&ホイールをシンプルに引き立てていく視覚的トリックによって、限界スラムド領域の壁を乗り越えた。


>>リロケートされたテールレンズは、レンズ側面の凹みとサイドボディのプレスライン位置の違いでしかわからない。失敗すればダメージも大きいため、リアからの写真をカラーコピーして幾度となく位置決めし、ベスポジを割り出したとのこと。


『カスタムCAR』2019年9月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:ハイエース・ワイドボディ・スーパーロング/2006年型
SOURCE:K’s Body Works

PHOTO/早川俊昭、益田和久 TEXT/編集部

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