【ワイドミドルをワイド化!!】スーパーオーバーフェンダーで超絶ワイドの足元を見事にキメた200系ハイエース

ワイドミドルの存在感を迫力の足元で一層加速させる200系ハイエース

       
シックなカラーリングとは裏腹な
超ワイドフェンダー&ディープリムに釘付け!

【画像6枚】迫力の足元で一層加速させるワイドミドルの存在感、リムとトレッドで引き立てる迫力の足元魅せなど、唯一無二の迫力を実現したワイドミドルの全容はココをチェック!

ワイド&ローな1台へ仕上げるべく、フェンダーカスタムに取り組むユーザーも多い200系。
ただ、オーバーフェンダー装着率が高くなるということは、多少のワイドフォルムだと普通に見えてしまうということでもある。
このオーナーも、そんなジレンマを感じていたひとりだ。

カッコいいファミリーカーが欲しくて25mmワイドに仕上げたワゴンGLを手に入れたが、人気車ゆえに、自分らしさが感じにくく、物足りなさは日々募る一方。

そこでカッコよさと迫力をとことん極めようと、さらなるワイド化を決意。
足元の存在感を限界まで高める、フロント60mm&リア95mmのエセックス・スーパーオーバーフェンダー投入へと踏み切ったのだ。
ちなみに、これまでワイド感が物足りないとナローへ装着するユーザーはいたが、今回はワイドモデルへの装着事例となる。

ボディ側は極力加工したくないというリクエストに配慮しながら、フロントは10Jに235サイズ、リアは11Jに275サイズというマッチングで、フェンダーボリュームだけでなく、トレッド面でもしっかりとワイド感が主張できる姿へ仕上げている。

なお、低さに関しては家族を乗せるとリアが干渉するため、ファミリーカーとしての仕上がりを最優先して3インチダウンから2インチダウンへと車高をアップ。

さらに足回りを煮詰めて、2.5インチロワードを目指すが、低さの上乗せが難しいようなら、エアサス化も視野に入れるつもりだ。

ワイドミドルならではのボリュームあるボディで、超絶ワイドの足元を見事にキメた1台。
このド迫力が今後どのような進化を遂げるのかにも期待したい。



>>リアセクションはスリットデザインがスポーツムードを打ち出すプログレスⅠのリアバンパーと、プログレスⅡのリアウイングでブラッシュアップ。リアウイングはハイマウント部分を隠すように黒く塗り分けている。テールランプはダズフェローズをチョイス。


>>前後タイヤの外径に極力差が生まれないようにしながら、ESSEX EL-19インチをマッチング。オフセットが自在の2ピースリムをチョイスし、フロントは10.5J OUT15、リア11J OUT26とワイドボディにマッチする太リム&マイナスオフセットでキメた。さらに、モノトーンの中にオレンジディスクをコーディネートすることで、足元のインパクトを強調している。


>>リアの出幅は95mmという圧巻のグラマラスボディだが、スーパーオーバーフェンダー専用ロングヒンジを使うことで、スライドドアは干渉することなくフルオープンすることができる。ワイド感追求は妥協しないが、あくまでもファミリーカーとしての使い勝手を犠牲にしないことが前提なのだ。


>>ウインドーの透け感をなくすため、フィルムは2枚貼りするなど、細かな部分まで注意を払っている。足回りはESSEXの2インチダウンブロック&14段階調整式ショックを投入し、乗り心地とローフォルムを獲得する。


>>フロントガラス越しに見えるインテリアも、しっかりとモノトーンでまとめている。ピラーからルーフまで、すべてアルカンターラで張り替え、快適な移動空間となるようにオーディオやモニターもこだわり抜いているのだ。


>>カッコよさの引き出しには、落ち着きも必要と考え、モノトーンでまとめるエクステリア。メッキ部分をすべてブラックアウトすることも検討していたが、ディープリムの輝きだけではアンバランスになってしまうと判断し、ドアノブなど、バランスよく光沢感を残している。


『カスタムCAR』2020年10月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:ハイエース・ワイドボディ・ワゴンGL/2018年型
SOURCE:CRS大阪、ESSEX

PHOTO/稲田浩章 TEXT/四馬力

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