【エアマックスから着想したカスタムを形に】カタにハマらぬゴルフV

       
カスタムペイントやボディワークを得意とする気鋭ショップ "TwentyTwo‐Four"代表の森岡サンが当時の自らの感性のままに作り上げたVW・ゴルフVをご紹介。



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 このゴルフVのカスタムのモチーフは、街で見つけたNIKEのエアマックス。ブルー、ブラック、セメント柄の生地をバランスさせたこのシューズが、森岡サンの感性に刺さったそう。



 まずはオーバーフェンダーから見ていこう。流行りのビス留めではなく、カットラインなども一切ない。絶妙なバランスで仕上げたスムーズな形状が特徴だ。そこへワーク・VS‐XXを投入。流行りのアメ鍛などではなく、チョイ古なVIP系をサラリと合わせて自分流を貫いているのがオモシロイ。フロント10㎝、リア16㎝という激深リムと、NIKE エアマックスのセメント柄生地にインスパイアされてペイントしたディスクが、スムージーなオバフェンと相まり、レーシー仕様とは別次元のワイド&ロースタイルに仕上がった。



ウインドー越しに見えるインテリアにもご注目。「ダッシュボードから内張り、ピラー、ロールバーまで、ツルツルな触感の樹脂加工をしています。そこにボディカラーよりも若干濃いブルーアルカンターラを差し色にしてコーディネートしました」(森岡サン)。よく見ると、リアシートを外して取り込んだフローリングをグラデでキャンディペイントしたり、シート背面やドアトリムには先進のグラフィックを入れ込むなど、カスタムペインターとしての確たるプライドが表現されている。



『カスタムCAR』2017年11月号掲載
BASE CAR:VWゴルフⅤ 2008年型
SOURCE:TwentyTwo-Four
SPECIAL THANKS:9010design

PHOTO/南井浩孝

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