チキチキマシーン レーシングカーのエッセンスを光らせた異色スタイルで攻める

荷台最後尾には、レーシング気分120%のカーボン製エアロウイングを設置。

       


エルフ・チキチキマシーンは「既存のデコトラのコンセプトを壊したかった」と自由な発想で作り上げたエンターテインメントカーだ。

特筆すべきは、レーシングカーのエッセンスを取り入れた唯一無二のコーディネートだ。荷台最後尾にカーボン製のウイングを取り付けるほか、プロテクターの最上部にも、風向きを調整する可動式のウイングを装着する。また、このエアロパーツを支えるプロテクは、広々とした側面スペースにスポーツ気分なダクト風のアレンジを採用。プロテクの補強を目的に組んだロールバーも本気さとウィットのサジ加減が絶妙だ。

一方、王道のアートパーツ群も、ラッセル戻しを基調とした地を這うようなフロントバンパーを筆頭に、テーパー仕様のバスマーク、角おこしパイプでアレンジされたキャブロケット、立体感に富んだモダンな平型バイザーなど、それぞれが他車と一線を画す個性を追求している。フェンダーを介して流れる2段サイドバンパーや、丸テール×14発と4本出しマフラーを備えたリア下回りも見応え十分だ。「アメリカ人に好まれるようなスタイルを目指していきたいです!」。そう意気込みを語るオーナーの目の輝きは本物だ。

【写真6点】自由発想のエンタメテイスト。

カミオン2013年7月号トップアートをもとに再構成

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