出撃壱番機 圧倒的な存在感を誇る日野ZMデコダンプ

カミオン編集部 2023/10/21

ベース車の年式が古いだけに維持するだけでも大変な苦労が伴うはずだが、いつまでもアートファンを楽しませてほしい1台だ。

　　　　　　　

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アートファンに絶大な人気を誇りながら、現存するクルマはほとんどみられなくなった日野ZM。そんな希少なクルマをベースに、前オーナーの飾りを受け継ぎつつ、オーナーが作り上げたみどころ満載のアートダンプをみていこう。 トップパートを飾り上げているのは、すべて当時モノの貴重なパーツばかり。サクラ柄のエッチングステンレスを使ったシートキャリアは、型押しやレリーフがプラスされ、実に華やかな仕上がりだ。平型バイザーとコの字型ミラーステーのゴールデンコンビは、ともに菱形デザインを採り入れて抜群の統一感をもたらしている。

フルメッキで固められたフロントマスクは、弁当箱アンドンやグリルアンドンでにぎやかさを強調。スワップされたバスライトもZMの雰囲気にベストマッチしている。また、キャデラックバンパーを採用したのも最善のチョイスといえる。そのバンパー両端の深掘り部分には星型マーカーをビルトイン。遊び心あふれる演出でアピール度を高めている。

サイドバンパーは縞板と鏡面ステンレスをコンビネーションしつつ、バイザー＆ミラーステーと同じく菱形のデザインを採用。同じく菱形デザインを採用したキャブハシゴとともにサイドビューをビシッと引き締め、同時にクルマ全体の統一感を引き上げている。さらに、随所に散りばめられたミラーアンドン、桃太郎が腕を振るったペイントでアート車らしい華やかさの演出も申し分なしだ。

【写真6点】当時モノの貴重なパーツばかり。

カミオン2009年2月号トップアートをもとに再構成

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