華麗丸 レトロなアイテムを多投し理想を徹底追求

カミオン編集部 2023/10/18

ウロコステンレスのリア観音扉には、会社のトレードマークを大書きしている。3連丸テールの下の美麗なアンドンは白銀社の作品だ。

　　　　　　　

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’80年代アートが好きで、なかでもドルフィンが大好きと語るオーナーは、プロフィアに大胆なフェイススワップを敢行して、自らが理想とするスタイルを作り上げてしまった。 やはり注目はそのキャブアートだろう。フロントマスクを飾るのが初期型ドルフィンのトレーラグリルで、同じく初期型ドルフィンのウインカーがコンビネーションされ、バスライトを移植。これらにより、もはやドルフィンとみまごうルックスを獲得している。さらにキャブを飾り上げるパーツ群には’80年代のエッセンスを積極導入。名匠のヤマダが手がけたシートキャリアとバイザーは、ウロコステンレスをベースに打ち出し模様を配置した懐かしくも秀麗な逸品だ。角パイプに棒チップをあしらった左右非対称のミラーステーもベストなチョイスといえる。

そして、メッキ仕様のキャデラックバンパーもやはりヤマダの作品で、メッキ独特の輝きが抜群の存在感を放っている。また、バンパーに配したステップやフォグランプ、アンドンをすべてスクエアなデザインで統一しているのもアートセンスの高さを感じさせるポイントだ。ほかにも、しぼりパイプと丸パイプを組み合わせた独創性満点のキャブハシゴ、輝きを放つミラーアンドンなど、ツウ好みのアイテムが目白押しとなっている。’80年代のアートスタイルにオリジナリティをプラスした、レトロファン必見の1台といって過言ではないだろう。

【写真6点】どこまでもドルフィンらしく。

カミオン2009年8月号トップアートをもとに再構成

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