早乙女丸 精悍かつ華やかな大型パーツで1ランク上の存在感を獲得

ハシゴアンドンやバスマークを含め、随所に散りばめたアンドン類を花柄デザインで統一するなど、トータルバランスに配慮したコーディネートも秀逸。今後はケツブタの観音扉化が視野に入っているという。

       


北海道で活動する老舗クラブの羽衣会に所属するオーナーは、自営でおがくずやバーク(木の皮)、たい肥などを運んでいるベテランのダンプトラッカー。精悍かつ華やかな大型パーツを組み合わせた愛車は、北の大地において大きな存在感をアピールしている。 積雪の関係で毎年6月ごろから秋口にかけてしか飾れないというが、そのわずかなシーズン中には、全身を豪快にアートアップ。注目のキャブ周りは、ボトムエンドにスクエアなデザインが魅力のキャデラックバンパーを装着するほか、キャブトップには前面にアンドン&マーカーを組み合わせた平型バイザーと、菱形棒チップをあしらったミラーステーをコンビネーション。

また、ルーフに鎮座する4段ハチ巻きシートキャリアは、しぼりパイプを基調に組み上げたみごたえあふれる逸品で、周囲に向けて堂々たる装いをアピールする。ハチ巻きの下側に流した菱チップや、両サイドに装着したナマズマーカー、前面に配した「羽衣会」のメインアンドンなど、ディテールにも多彩なみどころを用意している。

荷台周りでは、サイドバンパーやプロテクターの側面にブーゲン柄のエッチングステンレスを採用するほか、鏡面仕様のプロテクトップには、大型の台形アンドンを装着。デカ箱仕様のケツブタに「羽衣会」の金文字を刻みつつ、その下方には3連角テールボックス×3個を配置するなど、リアエンドでも魅力的なアートアップを展開している。

【写真6点】北の大地で放つ大きな存在感。

カミオン2009年4月号トップアートをもとに再構成

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