幸翔丸 作り込まれた美しいパーツ類と箱3面ペイントで目立ち度◎!

アートトラッククラブ無名会の会長を務めるオーナーは、数多くのクルマを手がけるハンドメイダーとしても知られている。クラブの看板車として活躍するこのクルマも、もちろんメインパーツのほとんどがハンドメイドだ。

       



とりわけ特大の目立ち度を誇るのが、高さをたっぷり取ったシートキャリアで、このクルマのランドマーク的存在だ。4段で装備したLEDのハチ巻きを挟むように、菱形棒チップで飾りを施し、内部にLEDを仕込んだダイヤカットパネルを上下に装着しているのが注目ポイントだ。

このコンビネーションはバイザーにも採用され、統一感あふれるアートを展開している。バイザー前面にはさらに6角形の筒出しをズラリと並べ、側面には美麗なアンドンを装備することで、出色の出来映えを実現。筒出しの内部にはLEDが仕込まれており、絢爛豪華なナイトシーンを披露する。

ラッセル戻しバンパーは合計10枚のアンドンを装備した豪華仕様。さらに天板上にはしぼりパイプで作られたフラッグポールの先端には、8角形の筒出し状の飾りをプラスして、バンパー全体の存在感を強調するとともに、ナイトシーンでは内部に仕込まれたLEDが威力を発揮する。

また、美しい箱ペイントも必見だ。マインド美術室ならではのソフトなタッチが、モチーフの犬や猫とぴったりマッチ。観る者をなごませてくれるほのぼのとした作品に仕上がっている。ほかにも、箱上に鎮座する電飾ボックス化が図られたバスロケット、しぼりパイプでこしらえられたリア観音扉のロックバーなど、見どころは盛りだくさん。 現在はテールボックスがリニューアルされ、さらにリアバンパーを製作中という。ハンドメイドの達人がみせるアートの妙味から今後も目が離せない。

【写真7点】プロ級ハンドメイド!

カミオン2008年11月号トップアートをもとに再構成

RECOMMENDED

RELATED