愛狂丸 迫力ヘビー級の鏡面パーツ+独創的アレンジが圧巻!

プロテクトップは全体を電飾ボックス化。下方左右には赤色回転灯を配している。細かい抜き加工を多投したメインアンドンボックスも見逃せない。

       



愛狂丸は、走行距離90万kmオーバーの平成4年式。迫力満点の大型鏡面パーツを積極的にラインナップする一方で、優れたトータルバランスも実現した気鋭のフルアートダンプだ。

細かいリメイクを繰り返しながら現在に至ったというスタイルは、目の肥えたアートファンの感嘆を誘うに十分。油圧による跳ね上げ可動を実現するバンパーは、ボトムエンドに並べた筒出しステンレスを合わせると厚さ58cmのボリュームに達し、その迫力は申し分ない。

また、キャブトップには、1m30㎝の張り出しを誇るミラーステーと、ディテールに意匠を凝らした平型バイザーをコンビネーション。最上部を鋭角にしたハシゴも、抜群の存在感をアピールしている。

荷台回りにも、電飾ボックス化を図った特大プロテクトップや、幅広仕様の3段サイドバンパー、8角テール×15発を並べたリア下回りなど、見どころが目白押し。ステンレスコルゲートのアオリと「黒+青パール」で塗装したケツブタのコントラストも、見逃せないビューポイントだ。「迫力」「センス」「完成度」の3拍子をソツなくそろえた傑作車だ。

【写真6点】超スーパーアート。

カミオン2012年5月号トップアートをもとに再構成

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