ミッドナイト・クィーンvs龍虎丸 高次元アートでファンを魅了するカミオン大賞受賞車の豪華競演!いすゞフォワード×日産ディーゼルコンドル

競演、共演、協演、饗宴……。「アートが絆のすてきなライバル対決! ザ・ライバルバトル」コーナー。2008年4月号ではカミオン大賞受賞車の超豪華な姿を目に焼き付けたい!!

       

認め合い、慕い合い、競い合う、兄弟分!

本誌が行っている「カミオン大賞」で、2003年度のグランプリに輝いたミッドナイト・クィーンと、2005年度のカミオン大賞でグランプリに輝いた龍虎丸。21世紀のアートトラックを代表するこの2台の名車オーナーは、自他ともに認めるライバル関係にある。

「彼とはひとまわりくらい年齢が違うけど、いい兄弟分だよ。撮影会でもずーっと最後まで一緒にいるし、どこまで仲いいんだよ、みたいな(笑)。龍虎丸はオレとはまったく方向性は違うけど、仕事をしながらあそこまで飾るってのは感心だよ。感心ついでに『こっちも負けてらんねえな』って気持ちにもなるしな」。

一方「あの人は現代の桃次郎ですよ。角刈りが似合うし、気持ちも一本気だし……って書いといてよ(笑)。でもライバルなんて本当に恐れ多すぎますね。撮影会のとき『となりに並べろ!』っていってくれるんで並べさせてもらってますけど、あの人に憧れ続けてきた者としては、気にかけてもらえるだけでもう光栄で……。正直、たまにケンカもしますけど、どうしても憎むことができません(笑)」とのこと。

「オレらは飾るために仕事をしてるような人生。次から次へとやりたいことが出てきてキリがないけど、お互いまだまだ上を目指して頑張っていこうよ」との言葉に、ニヤリとしてうなずき「そうですね。まだまだ頑張りましょう!」。和気あいあいとした掛け合いは、まさしく兄弟分のそれである。




絢爛豪華を絵に描いた超絶のミッドナイト・クィーン

前衛的かつ高精度なワンオフパーツをフル装備するこのクルマは、全国のアートトラッカーが一目置く唯一無二のスペシャルトラックだ。

5段ハチ巻きマーカーを配したシートキャリアをはじめ、上方に星型筒出しステンレスを載せた平型バイザー、要塞を彷佛とさせる奇抜さが魅力のフロントバンパーなど、個性的なディテールメイクが光る大型パーツの目立ちっぷりは圧巻だ。

なおかつ、各パーツには白、緑、オレンジのカラーパネルをバランスよく組み合わせつつ、その内側には驚くべきかずの電飾をインストール。ナイトシーンでは、観る者を異次元空間へと誘うことに成功している。

なお、マインド美術室の手腕を借りつつ箱3面に施したペイントは、「海」をモチーフにしたファンタスティックなラッセン調を実現し、子どもから大人まで多くのファンを魅了。「カミオン大賞グランプリ受賞車」にふさわしい存在感をふりまいている。




前衛パーツと傑作画でアートの美学を追求する龍虎丸

映画作品にたて続けに出演するなど、八面六臂の活躍を続ける人気車は、仕事車としての誇りを貫きつつ(年内に念願の走行距離100万kmを達成予定!)、コツコツとアート・アップを重ねてきた努力の結晶だ。

圧倒的な存在感を放つキャブ周りには、中央に十字架を模したアンドンボックスを備えたシートキャリアや、教会のパイプオルガンをイメージしてこしらえたというロケット、斬新さを徹底追求した鉄仮面など、観る者のド肝を抜く個性派パーツが目白押し。また、丸棒やパンチングステンレス、LEDなどを駆使したディテールメイクでも、他車に類をみないオリジナリティをアピールしている。

また、箱3面には、「聖母マリア」をモチーフにしたペイントを採用。名匠のやまよしの繊細なタッチ&カラーリングが功を奏し、全国のアート・ファンを魅了し続けている。頂点に到達しながらも、さらに上を目指す意欲にも脱帽だ。

【写真8点】スペシャルトラック2台の世にもスペシャルな競演!!

カミオン2008年4月号ザライバルバトルをもとに再構成

RECOMMENDED

RELATED