伝統的建築様式を用いて秀麗な和風空間を演出する日野レンジャー+5

ベース車がレトロなレンジャー+5ということもあり、一番星号にも取り入れられた和風の室内に仕上げた。障子や桐タンス風のセンターコンソールなど、ほとんどの部分は昔大工だったというオーナーのハンドメイドによるものだ。

       


レトロな雰囲気が漂うエクステリアは、和風のインテリアとも相性抜群。サイドに入った豪快な波のペイントが、水産便のイキの良さを感じさせる。

桐を使ったセンターコンソールは、室内の雰囲気を決定付けている重要なパーツだ。フロント側にはスイッチボックスなどの機能パーツを収納しつつ、リア側には引き出し状の小物入れを装備。この焼きの入った引き出しが和のテイストを強調し、独特の雰囲気をかもし出している。障子や神棚、天井の照明とともに、実に個性的な室内を創出している。

天井や壁面には内装生地ではなく、着物の生地を採用しているのも大きなポイント。柔らかな雰囲気の生地が、一層和のイメージを強調している。ほかにも本格的な長押や運転席後部のすだれなど、注目の和風アイテムが満載されている。

【写真2枚】とてもトラックの内装とは思えません。

2008年7月号男の城をもとに再構成

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