さりげなく感じさせる懐かしさとこだわりが満載の空間が広がる日野スペースレンジャー

古き良きアートを愛するオーナーは、昔からあこがれていたバレンタインの赤で、室内全体を覆い尽くした。豪華な印象を与えるバレンタインの生地とともに自身のこだわりがたっぷり詰め込まれている。

       


銚子港をベースに関東管内を走る。積み荷は冷凍モノやシジミなどの魚介類がほとんどだそうだ。愛車・ゆ印丸のエクステリアは、そんなオーナーらしいアートが施されている。バスロケットや弁当箱アンドンなど、雰囲気のあるパーツがグッド。

まず目につくのが、室内中央の丸パイプ。この丸パイプはカーテンレールの役割を果たすモノで、こうした手法は,70年代のアート車によく見られたスタイルだ。丸パイプのもつレトロチックかつシンプルなシルエットが、室内に独特の雰囲気をかもし出している。

そのパイプ前方には、大粒のビーズが特徴的なゴールドキング製角型シャンデリアを設置。寝台周りに設置された4発の壁掛けシャンデリアとともに、室内に豪華な雰囲気をプラスする。

リアウインドーには、すずき文字の入ったウロコステンレスをフィーチャー。懐かしさとともに、魚屋さんらしいイキの良さを感じさせるみごとな演出だ。 まだまだ、未完成の状態だという。今後はフルフラット化などにも挑戦したいそうだ。

【写真2枚】古き良きアートを愛するオーナーの城。

2008年6月号男の城をもとに再構成

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