トップアート 輝くメッキパーツと白銀社の作品であこがれの時代のアート車を再現! 丸吉水産

贅沢なパーツ群のなかにあっても、一段と存在感を放っているのがフロントのキャデラックバンパーだ。たっぷり厚みを取った重量感あふれるフォルムは、ソフトなファイターのマスクをキリッと引き締めている。サイドに配された4連ナマズマーカーも重量感を強調していて、バンパーの存在を一層際立たせている。

       





荷台に水槽を背負って活魚輸送を行っているが、ステンレスにはないメッキの輝きにこだわり、クルマ全体をオールメッキで仕上げている。しかし、活魚輸送といえば潮水とは切っても切れない仕事。通常のメッキではすぐにサビてしまうため、このクルマはすべてのパーツをステンレスメッキで仕上げているのだ。

そのフロントバンパーから流れるサイドパートは、バンパーとフェンダーの一体感がみごと。フロントバンパーとともにクルマの安定感を生み出す大きな要素となっている。

縁ゴム付きのグラデーションのアンドンでほど良いレトロ感がプラスされ、独特の荷台の形状とも相まって、このクルマならではの美麗スタイルを生み出している。

トップパートは平型バイザーとコの字型ミラーステーというオーソドックスな組み 合わせ。嫌みのないレトロ感の演出はオーナーのアート・センスの良さをうかがわせる。特注で作ったハイルーフとのマッチングも絶妙で、オーソドックスな作りをこのクルマならではの個性に昇華させている。

各所の写真はコチラから。

写真:渡邉眞朗

カミオン2008年1月号をもとに再構成

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