イベント 安心&安全に加え斬新さを! いすゞ小型トラック「エルフ」がフルモデルチェンジ!!(2023年3月7日)

代表取締役社長の片山正則氏と執行役員技術本部開発部門CV統括CEの平尾聡氏がプレゼンテーションした新型エルフ発表会をリポート!

       

ちなみに向かって右手より2台目が、同時に発表された新型「フォワード」。発表会当日はエルフにフォーカスされたため、その詳細は持ち越し。発売開始予定は2023年夏頃とされているが果たして……。

いすゞ自動車株式会社は、小型トラック「エルフ」シリーズをフルモデルチェンジした。

デザイン、ホスピタリティ、エコノミー、セーフティ、コネクテッド、ラインナップ、以上6つのポイントを中心に進化。なかでも注目を浴びたのは、いすゞとして初の量産バッテリーEVを搭載した「エルフEV」が配備されたことだ。しかしEVだけに注力するのではなく、今回キャッチフレーズに掲げている「選べる自由、それが『運ぶ』の未来」の一環であることが一番のポイントだ。

これは、商用電気自動車の社会実装に貢献こそするが、それをすべてのオーナーに当てはめることが同社の本望ではないことを意味する。荷物を運ぶ距離と量はもちろんのこと、主要ルートが都市部なのか山間部なのかなど、使い勝手の最適解はオーナーの数だけあるからだ。

だからといって1人1人すべてのオーナーにオーダーメイドカスタムすることはナンセンスだが、それになるべく応えられるよう、ディーゼル車・電気自動車ともに共通のフレームを使うことで、コストを極力を抑えつつ幅広い選択肢を実現した。

ちなみに電動自動車のベースは3年前に完成していたが、3年間のモニタリングを経ることで、各所をブラッシュアップ。今回のモデルチェンジには、作り手だけではなく乗り手の思いをしっかり投影させたことも「選べる自由」を強くアピールする一因となったようだ。

なお、同社はエルフEVを選ぶオーナーに使用環境を最適化するアプローチ、「Eヴィジョン」を実践。これはEVの導入から使い方をアドバイスするプログラムであり、その目的は労力の削減、強いては省エネを介した環境問題にも通じるものだ。

今回のフルモデルチェンジでより濃くなった車両製作にとどまらない同社の取り組みは、デザイン、性能、サポートのすべての面で人とトラックの距離をグッと縮めることに成功している。

新型エルフの主力となるラストワンマイル戦線を皮切りに、運送業界にはびこるドライバー不足を筆頭としたさまざまな問題と真摯に向き合う同社の意気込みに今後も要注目だ。

→【画像9枚】そのほかの写真はこちらから。



新型エルフ各車の詳しい紹介は次の機会にて。

なお、カミオンオフィシャルYouTubeチャンネル「カミオンTV」にて、発表会を動画でアップ!
下記より臨場感あふれる会場の様子をご覧ください!



文・写真:編集部

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