オロチとAZ-1が複数台あるガレージ【1】AZ-1と光岡オロチ、生活の中で活躍の場がないクルマと見られがちな2台|AZ-1、キャラ&オロチ

ガレージ前に並ぶ稀有な風景

       
軽自動車複数台オーナーは基本的に小さいクルマが好きという人が多い。しかし今回紹介するオーナーはAZ-1とオロチというまるで違う2台をそれぞれ複数台持っている。いったいどんなオーナーなのだろうか、自宅への取材を敢行することにした。

【AZ-1&キャラ&オロチ Vol.1】

【画像27枚】AZ-1とオロチというまるで違う2台をそれぞれ複数台持っているという稀有なオーナー。そのクルマたち

マツダAZ-1と光岡オロチ。この2台を所有するのは全国を探しても今回取材したオーナーだけではないだろうか。

それほどまでに性格の違う2台であり、どちらも生活の中で活躍の場がないクルマと見られがちな2台もある。
 「そんなクルマだからこそ、スーパーカーと言える存在だと思います」とオーナー。

もともと日産ディーラーに務め、クルマに接する機会の多い人生だったからこそ、自動車業界の現状を苦々しく思っていたこともあった。

そんな中、平成ABCトリオと呼ばれた軽自動車スポーツカーのビート、カプチーノ、AZ-1の3台。その中でもガルウイング式のドアを採用し、徹底して走りに振ったAZ-1。当時「究極のハンドリングマシーン」と呼ばれ話題となった1台をオーナーは手に入れることになったのだ。


キャラ

スズキ版AZ-1のOEM車両。もともとエンジンはスズキから供給されたものなので、マツダとスズキの間を行き来している希有な経歴を持つ車種。他の車両と違ってこのクルマはガンガン走らせており、オーナーは、このクルマの持ち味であるカミソリのようなコーナリングの切れ味を堪能している。今まで6台のAZ-1、CARAを購入してきたが、現在残っているのは3台。その中でももっとも古くから所有している1台。また、走らせるだけでなく、カスタマイズする楽しみも担っており、ホイール、足周りはもちろん、エンジン、コンピュータなどかなりの手が入れられている。さまざまな顔を持つオーナーの求める1つの方向性とも言える1台だ。

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【2】へ続く

初出:ハチマルヒーロー vol.044 2017年11月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

AZ-1・キャラ&オロチ(全3記事)

text:HACHIMARU HERO/編集部 photo:REO NAKAMURA/中村レオ

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