情報収集から攻撃までフル装備! 「谷川竜」が操った万能特殊車両【ゴリラ・警視庁捜査第8班 3-1】三菱 パジェロ メタルトップ ワゴン V6 3000 スーパーXL

三菱純正アクセサリーとしても設定されていたフロント部に装備するウインチは、第4話「ルパン・ザ・ポリス」で使用されている

       
【ゴリラ・警視庁捜査第8班 3-1 三菱 パジェロ メタルトップ ワゴン V6 3000 スーパーXL】

 G8が所有する特殊車両のなかで、もっとも多くの機能を搭載しているのが、GⅣ(パジェロ)。通信管制システム、ナビシステム、早期警戒システム、特殊無線、自動車電話、自動車FAXといった基本的な特殊装備のほか、ルーフには格納式超小型TVカメラ付きサーチライト、ヘッドライト下に7.25mmバルカン砲、HUD照準システム、ロケットランチャー、武器庫を装備。情報収集から直接攻撃まで、すべてが揃う万能特殊車両だ。
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 ベースとなるのは初代パジェロのショートボディワゴンで、1988年9月に追加された3LのV型6気筒SOHC(G672型)エンジンを搭載。グレードはスーパーXL。82年にデビューした初代パジェロはそれまでの無骨な4WD車とは異なり、4WD性能はそのままに乗用車感覚をいち早く取り入れた。デビュー当初はバン登録となる4ナンバーのショートボディのみで、メタルトップと取り外し可能な幌のキャンバストップを用意。翌83年に5ナンバーのワゴン仕様とロングボディを追加。ロングボディのワゴンは3列シート7人乗りレイアウトだった。V6ガソリンエンジンが追加された88年には、リアサスペンションをリーフ式から3リンク式コイルに変更している。
【画像23枚】毎分2000発を発射できる能力を持つ7.25mmバルカン砲。破壊能力が際立っているため、生命体を避ける機構も備えているという。使用されたのは第21話で特殊弾を発射したのが唯一



>>サーチライトやパトライトがなければ劇中車だとはわからないほどノーマル然としたスタイリング。ところどころにハードな撮影の痕跡が。



>>小型カメラ付きサーチライト。反転式で通常はルーフ内に格納されている。これが最も使用された特殊装備。

【2】へ続く

三菱 パジェロ メタルトップ ワゴン V6 3000 スーパーXL(全2話)
初出:ハチマルヒーロー 2017年9月号 Vol.43

(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

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TEXT:Rino Creative/リノクリエイティブ PHOTO:MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

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