普段は寡黙で実直な倉本が最後に見せるお茶目なシーンがお約束|ゴリラ・警視庁捜査第8班【2】

第1話「ポリス・アドベンチャー」より。倉本やだてをはじめとする第8班メンバーの男気にあこがれた視聴者が多いことだろう

【1】から続く

「ゴリラ・警視庁捜査第8班」の劇中で登場したクルマたちを紹介する「総力特集!ゴリラ!」。石原プロモーションの全面協力のもと、余すことなくお伝えする!

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 見所のアクションシーンは、西部警察ほどのカーチェイスはなかったものの、銃撃戦をはじめとする戦闘シーンは群を抜いて迫力満点。期待以上の盛り上がりだ。また、普段は寡黙で実直な倉本が毎回最後に見せるお茶目なシーンはお約束で楽しみのひとつ。ここでは最も衝撃的だったシーンをひとつだけ紹介したい。それは第20話「奪われた手術」のエンディング。事件を解決したG8のメンバーは特別ボーナスを期待し、倉本も「塩さん、特別ボーナス、がっぽり」とうながす。で、塩田管理官が配った茶封筒の中身は……。あまりにも少ない金額になんと倉本が「オレだってぐれちゃうよ!」と言いながら、巨人の星のちゃぶ台返しよろしく、テーブルをひっくり返すのだ! これ以外にも谷啓の本家本元「ガチョーン」が飛び出すなど、コミカルなシーンも盛り込まれ、それがコントラストとなり戦闘シーンを引き立てた。

 シリーズ終盤の第36話以降は、クライマックスに向けてG8の主要メンバーの人間性に迫り、次々に真実が明らかになっていく。倉本と妻に何があったのか、伊達が仲間にも黙っていたこととは、風間が愛した女性とその結末は。心情や葛藤、苦悩といった人間臭さが描かれ、銃撃戦やアクションを中心とした派手なストーリーに厚みを加えた。そして最終話……ネタバレになってしまうのでここで紹介するのは控えよう。見てのお楽しみだ。

 ゴリラに登場した車両を紹介。もちろんG8のメンバーが実際にハンドルを握っていた「本物」の車両だ。ゴリラをすべて見た人はその勇姿を思い出しながら、まだ見ていない人はDVD、またはサブスクとともに、現存していた特殊車両の姿をじっくり見てほしい。
【画像11枚】G8の基地「トーキョー・ヒルサイド・ハウス」にて。右下写真の主要メンバーに加え、塩田管理官役の谷啓の姿も。倉本や伊達をはじめとする第8班メンバーの男気にあこがれた視聴者も多いことだろう



>>実質的な主役は舘ひろし演じる伊達健。シリーズ終盤に明かされた真実にはがく然とした。



>>手品のようなマッチの擦り方、片手で引く拳銃のスライドなど仕草がオシャレ!
【1】から続く

ポリスアクションの決定版!ゴリラ・警視庁捜査第8班(全2話)
初出:ハチマルヒーロー 2017年9月号 Vol.43

(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
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TEXT:Rino Creative/リノクリエイティブ 製作著作:株式会社石原プロモーション

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