全長3.8mのボディに大柄なシート! 高級セダンに匹敵する快適性と日常での心地よさを追求したセダン|1990年式 オートザム レビュー K 【3】

快適性を考慮し、幅530mmというキングサイズのフロントシートを採用。トールスタイルのおかげで、乗降性も優れている。また、シートマテリアルはファブリックもしくはモケットが基本だが、グレードによっては本革もあった

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室内は、このフォルムだからこそ実現できた広いスペースを確保。前席に高級セダンに匹敵するキングサイズのシートを採用して快適性を高めるとともに、ドアトリムにもファブリックをあしらって質感をアップ。その一方でシンプルなデザインとし、日常での心地良さを追求している。

こうした特徴的なエクステリア、心地良さを考慮したインテリアに対し、メカニズムはオーソドックスなもの。エンジンは1.5Lと1.3Lの2種で、それぞれに5速MTと4速ATを用意。走りを追求するようなキャラクターではないので、性能よりも実用性や経済性を狙った設定というわけだ。
【画像16枚】エンジンは、直列4気筒SOHC16バルブの1.3ℓと1.5ℓを設定。どちらも圧倒的なパワーはないが、常用回転域での扱いやすさを狙ったセッティングが施されている


>> リアシートの居住性も十分。さらに、シートバックは5:5分割可倒式のため、長尺物を積み込むことも可能。


>>トランスミッションは全車に5速MTと4速ATをラインナップ。1.5LのATは、アクセルの踏み込む速度と量により、パワーモードとノーマルモードを自動的に切り替えるオートパワー機構付き。

主要諸元 Specifications
1990年式 オートザム レビュー K

●全長×全幅×全高(mm) 3800×1655×1470
●ホイールベース(mm)  2390
●トレッド前/後(mm) 1420/1440
●車両重量(kg) 880
●エンジン型式 B5-MI1型
●エンジン種類 直列4気筒SOHC
●総排気量(cc) 1498
●ボア×ストローク(mm) 78.0×78.4
●圧縮比9.4:1
●最高出力(ps/rpm) 88/6500
●最大トルク(kg-m/rpm) 12.0/4000
●変速比 1速2.800/2速1540/3速1.000/
4速0.700/後退2.333
●最終減速比 3.736
●ステアリング ラック&ピニオン
●サスペンション前/後 ストラット/トーションビーム
●ブレーキ前/後 ディスク/リーディングトレーリング
●タイヤ 165/70R13(前後とも)
●発売当時価格 139.8万円

【4】へ続く

初出:ハチマルヒーロー2017年1月号 vol.39
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1990年式 オートザム レビュー K(全5記事)

TEXT : Rino Creative/リノクリエイティブ  PHOTO : RYOTA-RAW SHIMIZU/清水良太郎

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