高橋国光と土屋圭市。アドバンカラーをまとったGT-Rは、カルソニック・スカイラインと幾多の名勝負を繰り広げた|STP タイサン GT-R【1】

ヘッドライトはプロジェクタータイプではなく、角形のN1仕様を装着。エアジャッキ用のノズルはフロントグリル内に設置される

       
【STP タイサン GT-R vol.1】

圧倒的な強さを誇った星野一義のカルソニック・スカイライン、そのカルソニックと幾多の名勝負を繰り広げてきた長谷見昌弘のリーボックおよびジェックス・スカイライン。これらが全日本ツーリングカー選手権においてGT-Rの主役格だったが、それらとともに絶大な人気を獲得していたのがSTPタイサン GT-Rだった。

モータースポーツシーンではおなじみのアドバンカラーをまとったSTPタイサンGT-Rは、前述の2台に勝るとも劣らない人気を誇っていた。その要因は、なんと言ってもドライバーラインナップだ。日本のレース界をけん引してきた「国さん」こと高橋国光と、明るいキャラクターで周囲を魅了する「ドリキン」こと土屋圭市というコンビで、多くのファンをとりこにしたのだ。

【画像12枚】圧倒的な強さを誇ったカルソニック・スカイラインと名勝負を繰り広げた、アドバンカラーのスカイライン


>>モータースポーツシーンではおなじみのアドバンカラーをまとったSTPタイサンGT-R


>>ガンメタのホイールはSSR製。タイヤは当時と同じ横浜ゴム製のスリックだった。


>>高橋国光と土屋圭市。日本レース界の歴史に名を残す名ドライバー二人がコンビを組んだのだから、人気になるのは当然だった。



STP タイサン GT-R

全長×全幅×全高(mm) 4545×1755×1340
ホイールベース(mm)  2615
トレッド前/後(mm) 1610/1530
車両重量(kg)  1260
エンジン型式  RB26DETT型
エンジン種類 直列6気筒DOHCツインターボ
総排気量(cc) 2568
最高出力(ps/rpm) 550以上/7600
最大トルク(kg-m/rpm)50.0以上/6000
タイヤ 265/700R18(前後とも)

【2】へ続く

初出:ハチマルヒーロー2017年1月号 vol.39
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

STP タイサン GT-R(全3記事)

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