<川越>日帰りじゃもったいない! 川越で出来過ぎの出会いを探して|スバル360で素敵探検 大貴 誠のレディーバードの旅 第49回【2】

カフェ&バーもやっているゲストハウスちゃぶだいに宿泊

きっかけは、屋上遊園地。行ってみたらやっぱりそれ以外にもいろいろ見つけてしまった!

【スバル360で素敵探検 大貴 誠のレディーバードの旅 第49回 vol.2】

川越は江戸から昭和までの建物が本当によく残っていて、おまけにそれが「博物館になってない」。生きて使われている町なんですよ。川越に2日間滞在して、朝の6時から夜遅くまで町中走りまわり歩きまわってそのことを実感しました。この町が、こんな素敵な宿をつくったんだと思います。

宿の人と話して驚いたのは「川越って、観光客はいっぱい来るけど泊まる人はほとんどいない」という話。メインストリートの蔵の通りを歩いて名物の芋のお菓子買って帰っちゃうと。

それはもったいない!

せめて1泊はして、あてどなく歩いたりクルマを走らせたりして、ふと見つけた路地なんかにずんずん入っていったら、思わぬ店があって、もちろん観光ガイドにも載ってなくて、でもすごい雰囲気がよくて夢みたいな時間を過ごす。

そんな「女性雑誌の旅行特集で記事になるような出来すぎの出会い」みたいなことが、ヤラセじゃなくてほんとに起きるのが川越ですよ。

【画像29枚】女性雑誌の特集のような出来すぎの出会いが本当に起こるのが川越なんです




ゲストハウスちゃぶだい

1泊目は「ゲストハウスちゃぶだい」。築100年を超えた古民家を「たくさんの仲間たちの手で改修して」昨年末開業した宿で、看板も小さな「ちゃぶだい」。カフェ&バーもやっているので夜には近所の人や旅行者が集まってわきあいあいと盛り上がります。はじめて行ってもあったかく迎え入れてくれる空気があって、丸広デパートのことも、地元のお客さんに親切に教えてもらえました。フトンはふかふかシーツはパリッと、お部屋もシャワーも清潔そのもの。スタッフも気持いい人たちで、いい夜を過ごせました。





古民家惠比壽屋

2泊目は「惠比壽屋」。築130年!の米屋さんをリノベーションした宿で、古い精米機が残された土間にはご主人の息子さんの織り工房も。色とりどりの糸や織機、織られた布やその布のグッズなどがディスプレーされてます。なんと1日1組の宿泊! ですが、決して敷居が高い感じではなく、ご主人とお客さんが奥のバーカウンターで談笑している横を通ってお風呂をもらいに行くとか(ここのお風呂とってもいいよ!)、親戚のおじさんちに泊まってるような気楽さ。ちゃぶだいもここも、オーナーの人柄で、初めて泊まったのにすごくくつろげました。風呂上がり、屋根裏スペースに上がらせてもらって、下からヒモでするする持ち上げた缶ビールでひといき。旅先ってことを忘れてしまいそうでした。




初出:ノスタルジックヒーロー 2019年8月号 Vol.194

(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

スバル360で素敵探検 大貴 誠のレディーバードの旅 第49回(全4記事)


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【3】に続く

text:Rueka Aoki/青木るえかphoto:Rumi Matsusima/松下るみ

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