<港区、渋谷区、目黒区>「駐車料金高い!」目的地までてくてく歩けば、また道すがら何か面白いもの見つけられるかもしれない|スバル360で素敵探検 大貴 誠のレディーバードの旅 第44回 後編

目黒寄生虫館

       
【中編】から続く

記録的猛暑! じっとしてるだけで汗が噴き出る!それなら遠出はやめて、美しい文化に触れて涼しい気持ちになりましょう。

【スバル360で素敵探検 大貴 誠のレディーバードの旅 第44回 後編】

 すっかり涼しくなってから、また溶けるような東京の街へ出て、溶けながらクルマを走らせたり、次の美術館に行ったら夏季休暇だったり、路地裏を探索して「こんなお店がこんなところに!」なんて驚きながら食べたり飲んだりするのが楽しい夏の小さな旅でした。

 ただし!庭園美術館には素晴らしい駐車場がありましたが、これは例外で、ほとんどは駐車場ありません!近所のコインパーキングを探して止めないといけません。割と空いてるけど、「駐車料金高い!」。

 東京のど真ん中だとそういうことになるのか……料金払うとき目の玉飛び出るかと思いました。ま、その料金払って見聞きしたものには値段をつけられない価値があったからいいようなもんですが。

 それでも安くあがったほうがいいには違いないので、皆さん事前に、ちょっと遠くても安めのパーキング調べてそっちに入れましょう。目的地までてくてく歩けばまた道すがら何か面白いもの見つけられるかもしれないですし!

【画像21枚】東京のど真ん中だとそういうことになるのか、事前に、ちょっと遠くても安めのパーキング調べてそっちに入れましょう!



あの『目黒寄生虫館』(目黒区下目黒)

 地図を見て発見した「目黒寄生虫館」! 有名な博物館ですが、実は初めて行くのです。動物や虫が大好きな大貴誠は、ずらりと並んだ寄生虫の標本にもひるむことなく凝視して「このヒラヒラした寄生虫、こういう衣装着たなあ」。そして、寄生虫と人類とのかかわりについてもじっくり展示で見て学んで、時間がいくらあっても足りないぐらいでした。寄生虫って嫌われたり気味悪がられたりしてるかもしれないけど、寄生虫が生きていくことも人間が生きていくことも、同じように意味があるということに気づかされドキッとしました。こちらはなんと入場無料(入口に寄付金を入れる箱があります。大貴誠も少々ですが入れました)。パーキングは、大通りをはさんでちょっと行った場所にありますのでそこに止めましょう。






東京のど真ん中

 東京って、当たり前なんですが「古い町」なんですよね。キラキラと垢抜けた大都会だって、もとはといえば商店の建ち並ぶ「生活のための町」だったわけです。今だって、オシャレなファッションビルの間に昔ながらの八百屋があったり、裏道に懐かしさを感じるようなアパートがあるのです。甘味処でくず餅と黒蜜のかき氷でひと息ついたり、下町そのもの! な煎餅屋さんでおかきを買ったり。山種美術館のすぐそばの年季の入った食料品店は、この暑さにクーラーも入っていないけど、古いコカコーラロゴの冷蔵庫に入ったペットボトルはびっくりするほどキンキンに冷えていて気持ちいい! 泊まったのは三田の慶応大学のそばにある旅館。表通りを一本入れば、昔ながらの下町で、うっとりするような古い店が休業中みたいなのを見ると「お金もうけてこれを買い取って再生したい」と、珍しくもうけ話を夢想する大貴誠。旅の最後には、天王洲アイルの運河沿いでお茶をしながら、東京のこれからについて思いをはせるのでした。





大貴 誠(だいき・まこと)

OSK日本歌劇団・元男役トップスター。ノスヒロをむさぼり読んでいた日本で唯一の歌劇スター。2010年夏、念願のスバル360を入手。このクルマと一緒に日本中を旅する予定。詳細はノスヒロ2011年4月号に載ってます。




初出:ノスタルジックヒーロー 2018年 10月号 Vol.189

(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

スバル360で素敵探検 大貴 誠のレディーバードの旅 第44回(全3記事)


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【前編】【中編】から続く

text:Rueka Aoki/青木るえかphoto:Rumi Matsusima/松下るみ

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