レトロ自販機マニアをして、全国3本の指に入るという「きつねうどん」の旨さ|レトロ自販機の旅「兵庫」編【2】

きつねうどんは絶品! ぜひ食べて!!


【レトロ自販機の旅「兵庫」編 vol.2】

その人気の秘密はレトロ自販機マニアの小林嬢をして全国3本の指に入るという「きつねうどん」の旨さ。

レトロ自販機店はそれぞれ独自の調理を行う店が多く、同店も例に違わず、油揚げ、ネギ、カマボコのほか、地元名産のとろろ昆布が入っている。

しかも価格は290円とレトロ自販機の中でも低価格を実現。薄味醤油に出汁の効いたツユ。とろろ昆布が効いた絶妙の塩味。ぜひ一度食べてほしい一品なのだ。

【画像27枚】「きつねうどん」は絶品。レトロ自販機は独自の調理を行う店が多く、店ごとに個性がでるもの




>>スナックやパンという新しい自販機も多く、そちらの稼働率も高いとのことだが、やはり圧倒的人気なのはレトロ自販機の「きつねうどん」。写真のように油揚げ、ネギ、カマボコのほか、地元の名産でもあるとろろ昆布が入っており、レトロ自販機マニアの間でも人気の一品。富士電機めん類自動調理販売機は1995年に生産中止され、その後修理もままならない状態であるため、毎日のメンテナンスと掃除が欠かせない。ちなみに、コインスナックふじにある自販機は生産中止になる際に富士電機の販売員から「最後に生産した1台なので藤村さんに使ってもらいたい」と言われ購入したもの。富士電機めん類自動調理販売機としてほぼ最終生産型といえる個体だ。その証拠に調理中のカウンター表示がニキシー管ではなく、デジタル液晶表示となっている。これはレトロ自販機の中でもかなり珍しい。レトロ自販機は今後も数は減っていくが、コインスナックふじのように、オーナーが毎日手をかけている場合は例外。今後も長く稼働するだろうことは予想できる。






コインスナックふじ



掲載:ノスタルジックヒーロー 2019年8月号 Vol.194(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

レトロ自販機の旅「兵庫」編(全3記事)

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【3】へ続く

text & photo:Nostalgic Hero/編集部 model&traveller:Yuki Kobayashi/小林由季

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