バラバラの状態のレストア途中のシルビア。入念な打ち合わせを繰り返す日々!|エンドレスが挑む シルビア CSP311

シルビアの内装が剥がされ、レストアの準備は着々と進んでいる。

       
ドンガラ状態のシルビア

 MGミジェットのレストアと同時進行で行っていたシルビアの現状を確認してみると、パーツが取り外され、ボディは内装を担当する「トップレディ」に運び込まれているという。

 これまでも、同社のレストアでは、ボディがいろいろな場所を転々として作業が進められてきた。これがまさにエンドレスのレストアなのだ。

 ボディ板金はもちろんのこと、マフラーをあわせたり、内装を施したり、さまざまな工程で、協力企業のもとに移動しながら、作業が進められていく。

 トップレディではパーツを取り外し、車内の位置関係を保ったまま、パーツがきれいに並んでいた。

 ひと目で、どこのパーツかを理解できるので、職人との打ち合わせでは、このように並べて、確認作業が進められているという。

 内装作業のめどが付くと、次はボディの板金に移動することになるだろう。サビも少なく、ボディはきれいな状態ではあるが、さらに上質の極みを求めるエンドレスのレストアだけに、徹底的な下地作りの板金も行われる予定だ。

 シルビアはこれまで同様、新年を迎えてすぐのオートサロンに展示される。残り3カ月となるが、まだまだ、その完成時の姿を想像するのは難しい。ただ、今回も素晴らしいクルマが仕上がることは間違いないようだ。

【画像8枚】パーツが一目で分かるように並べることで修正するべき部品を見つけやすくしているよう



>>今回、ボディの内装を担当するスフィア TopLady Collection。その仕上がりにはエンドレスの花里さんも驚くほど。最高の品質を求めるユーザーにおすすめしたショップだ。



>>パーツが取り外された初代シルビア。内装作業のためクルマが移動された。



>>ショールームに外したパーツを並べてもらった。使えるパーツや作り直さなければいけない個所を確認する。内装は一般的な白ではなく黒だった。クルマの素性も気になるところだ。


初出:ノスタルジックヒーロー 2019年10月号 Vol.195

(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

関連記事:エンドレスが挑む

関連記事:日産

RECOMMENDED

RELATED

RANKING