「人生初の愛車はFD3Sと決めていたんです」思いがけない出会い|2001年式 マツダ RX-7 タイプR【3】

>>ホワイトメーターが6型の特徴。手前に見えるのは、ナイトスポーツの電子式ブーストコントローラー「EBSⅡ」

       
【孤高のロータリーエンジン 2001年式 マツダ RX-7 タイプR vol.3】

「学生の頃から大好きで、人生初の愛車はFD3Sと決めていたんです」と話すオーナーは頭文字Dファンで、FD3Sのスタイリングとロータリーエンジンにほれ、学生時代から中古車サイトでいろいろな車両をチェックしていたという。

 そんなオーナーとトータルセブンの出会いは、思いがけないものだった。愛知県に引越してきたオーナーがサイクリングを楽しんでいたところ、数々のRX-7が並べられたショップを発見。自宅へ戻って調べたところ、そこがインターネットでチェックしていた車両を販売しているトータルセブンだったのだ。そして後日オーナーは店に足を運び、現在の愛車を手に入れた。

 その後、DIYでマフラーを交換。「クルマをイジった経験がなかったので、インターネットの情報を元に作業しました。ボルトが錆びていて大変でしたが、取り付けが終わってエンジンをかけたときの感動は今でも忘れないですね」と、自らの手でクルマをイジる楽しみも覚えた。オーナーはこれからFD3Sとともに、さまざまな楽しみを見つけていくことだろう。

【画像18枚】センターコンソールをドライバー側に傾斜させ、操作性を狙ったインパネや、モノフォルム形状のバケットタイプとなる純正のフロントシートなど。サポート性に優れており、軽量化にも貢献している。タイプRのシート地はモケットだ



>>タービンの改良などにより最終的に280psまでパワーアップした13B-REW型。こうしてみると、フロントミッドシップレイアウトがよく分かる。



いまはFD3Sで走ることが、とにかく楽しい!

「どこへ行くにも楽しい」と、FD3Sの運転に夢中の中村英辰さん。周囲の友人たちはZ34やスープラ、ランエボⅩに乗っており、彼らと日々楽しいカーライフを過ごしているそうだ。そして、オーナーのもとにこのFD3Sがやってきてからまだ半年ほどしか経っていないが、「サスペンションやホイールを交換して、エアロパーツも装着したいですね」と、すでに今後のプランを立てているもよう。末長くFD3Sを楽しんでいただきたいものだ。



RX-7 タイプR(FD3S)


全長×全幅×全高(mm) 4285×1760×1230
ホイールベース(mm)  2425
トレッド(mm) 1460(前後とも)
車両重量(kg)  1260
エンジン型式  13B-REW型
エンジン種類 2ローター・ロータリーツインターボ
総排気量(cc) 654×2
圧縮比9.0:1
最高出力(ps/rpm) 280/6500
最大トルク(kg-m/rpm) 32.0/5000
燃料タンク(L) 76
変速比 1速3.483/2速2.015/3速1.391/
4速1.000/5速0.806/後退3.288
最終減速比 4.100
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション ダブルウイッシュボーン(前後とも)
ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ 225/50R16(前後とも)
発売当時価格 354.8万円



【1】【2】へ続く


初出:ハチマルヒーロー 2016年11月号 Vol.38
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

2001年式 マツダ RX-7 タイプR (全3記事)

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text:Rino Creative/リノクリエイティブ photo:Motosuke Fujii(Salute)/藤井元輔(サルーテ) cooperation MAZDA/マツダ

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