ロングセラーFD3S。1回目の大きな改良が施された4型、そして6型へ。その変更点|2001年式 マツダ RX-7 タイプR【2】

この丸型3連テールは4型から採用。1〜3型とはリアビューの印象も大きく異なる

       
【孤高のロータリーエンジン 2001年式 マツダ RX-7 タイプR vol.2】

 10年以上のロングセラーとなったFD3Sは、長いモデルライフのなかで数回マイナーチェンジを受けている。ご存じの読者も多いと思うが、FD3Sは年式によって1型から6型まで存在する。

 なかでも96年にリリースされた4型は、ECUが16BIT化、テールランプのデザインが変更され、MT車の最高出力が265psにアップするなど、大きな改良となった。そして99年には5型になり、エンジン各部の改良を施すことで、最高出力はついに280psに到達。

 合わせて、フロントバンパーとリアスポイラーのデザインが改められた。ここに登場する個体は、2000年に登場した6型。見た目は5型と変わりないが、ABSの制御がより緻密になり、ホワイトメーターなどが採用された。

【画像18枚】手首の動きだけでシフトチェンジできるショートストロークのシフトレバーなど。取材車両は5速MTだが、グレードによっては4速ATもあった



>>タイプRのアルミホイールは16インチで、このデザインは5型から。フェンダーのアウトレットは、オイルクーラーの熱を逃がすダクト。


>>マフラーは「他車のサウンドを聞いて気に入った」というナイトスポーツのFD800チタン。すでに廃盤のレアアイテムで、探し回って手に入れたそうだ。



RX-7 タイプR(FD3S)


全長×全幅×全高(mm) 4285×1760×1230
ホイールベース(mm)  2425
トレッド(mm) 1460(前後とも)
車両重量(kg)  1260
エンジン型式  13B-REW型
エンジン種類 2ローター・ロータリーツインターボ
総排気量(cc) 654×2
圧縮比9.0:1
最高出力(ps/rpm) 280/6500
最大トルク(kg-m/rpm) 32.0/5000
燃料タンク(L) 76
変速比 1速3.483/2速2.015/3速1.391/
4速1.000/5速0.806/後退3.288
最終減速比 4.100
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション ダブルウイッシュボーン(前後とも)
ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ 225/50R16(前後とも)
発売当時価格 354.8万円



【3】へ続く


初出:ハチマルヒーロー 2016年11月号 Vol.38
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

2001年式 マツダ RX-7 タイプR (全3記事)

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text:Rino Creative/リノクリエイティブ photo:Motosuke Fujii(Salute)/藤井元輔(サルーテ) cooperation MAZDA/マツダ

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