ホンダがニュルでFF車最速ラップタイムを更新! 新型シビック タイプRが7分44秒台をマーク。車載動画も公開

ニュルブルクリンク北コースでFFモデル最速のラップタイムを記録した、新型のシビック タイプR(FL5)

       
本田技研工業は4月20日、ドイツのニュルブリンク北コースにおいて、2022年に発売されたシビック タイプR(FL5)の性能評価のための走行テストを行い、7分44秒881のラップタイムを記録したことを発表した。
従来のルノー メガーヌR.S.トロフィーRの持っていた記録を抜き、FF車としては最速の記録となる。

【画像13枚】ニュルブルクリンクでFF車最速の地位を奪還したシビックタイプR

ニュルブルクリンク北コースのタイムアタックは、2019年にタイムの計測方法が改定され、1周20.6kmから、1周20.8kmでの測定になっている。
FF車としては、先代シビックタイプR(FK8)が旧方式で7分43秒800のレコードを持っていたこともあったが、2019年の公式ルール制定後は、メガーヌR.S.トロフィーRが7分45秒389というレコードを保持していた。
今回、FL5シビックタイプRはメガーヌR.S.の記録を0.508秒更新し、王座を奪還したことになる。

2022年9月に発売されたFL5シビックタイプRは、先代モデルの2.0L VTECターボエンジンをベースに、ターボチャージャーの刷新などにより最高出力が243kW、最大トルク420N-mに向上。フロントグリル開口面積拡大や、ラジエーターの有効開口面積の拡大などにより、冷却性能及び排熱・空力性能が向上している。

また、フロントとリアともに、細部の形状にこだわったデザインにより、効果的にダウンフォースが向上し、限界走行時における安定性が実現した。 標準装着タイヤはミシュラン製「PILOT SPORT CUP 2 CONNECT」。これは、同社の「PILOT SPORT 4 S」の開発ノウハウを生かし、ホンダとミシュランが共同開発したもので、サーキット走行性能をより引き出し、ドライグリップ性能を向上させるとともに、バランスのよいハンドリングを実現した。

公開されたニュルブルクリンクでの走行テスト時の車載動画からは、その性能を体感することができる。


シビックタイプRの開発責任者 柿沼秀樹さんのコメント

「世界中のシビック TYPE Rファンの皆様へ」。

「シビック TYPE R は、“Ultimate SPORT 2.0” をコンセプトに据え、己を超えるクルマづくりでTYPE Rにしかない 「本質」の価値と、心に響く「官能」を磨き上げた、究極のFFスポーツを目指し開発しました。
2022年9月の日本での発売を皮切りに、私たちの想像を遥かに超える驚きと喜びの声を、世界中の皆様から数多くいただく中で、もう一つ、私たちが果たさなければならない使命がありました。
それは、“ニュルブルクリンクFF最速”を成し遂げることです。
先代シビック TYPE Rから6年の時を超え、私達がTYPE Rにかけた想いと進化の先に到達した新次元。ついにその称号を世界中のTYPE Rファンの皆様にお渡しすることが叶いました。すでにお乗りいただいている方から、これからオーナーになられる方まで、私達とともにその誇りを胸にしながらTYPE Rを愛し、そして満喫していただけることを心より願っています。」




>>ニュルブルクリンク北コースでFFモデル最速ラップタイムを記録した、新型のシビック タイプR(FL5)

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