関東工大のオープンキャンパス、旧車イベントの展示車をウォッチ【1】2016年 第2回 関東工大クラシックカー・フェスティバル|イベント振り返り

【1963年式ダットサン320トラック】 荷台に合わせ、いちから作り上げたキャンピングカー。木枠や丸窓が昔のキャンピングカー風。建築士だが自分を「大工」と呼び、手作りのクルマで楽しんでいる。旧車の新しい楽しみ方だ

       
埼玉県鴻巣市・関東工業自動車大学校にて2016年に開催されたイベントを振り返る。

【 第2回 関東工大クラシックカー・フェスティバル Vol.1】

2016年4月30日/埼玉県鴻巣市・関東工業自動車大学校

 クルマ離れが問題視されている昨今だが、実際には若者人口が減少しているのであって、彼らがクルマに対して興味を失ったわけではない。漫画「頭文字D」の登場車両を中心に10〜20代のハチマル車へ対する興味は高い。

 そんな中、整備士を養成する関東工業自動車大学校ではハチマル車を中心としたオ-プンキャンパス・旧車イベント「関東工大クラシックカー・フェスティバル」を開催。

 メイン会場となったグラウンドにはメーカーごとにグループ化されたクルマを透き間なく展示。テーマ館として実習棟屋内に展示されたトヨタ車やクラブチーム、特別展示車両、校舎の周りを取り囲むように並べられたサブロクやベスパなど、学校の敷地隅々まで使い、約300台もの旧車、ハチマル車が展示された。


>> 【画像33枚】「カローラから86までの歩んだ道」テーマ展示や、メーカーごとにクルマが並べられたグラウンドの展示場など。クルマの上を店舗にしてスワップミートを始めるU12ブルーバードも登場


2023年は4月29日 (土)開催。オープンキャンパスの参加予約の方法や来場手段等、詳しくは同校WEBサイトの学校と試験・オ-プンキャンパスのページにて。




【1984年式ジェミニZZ/T】
18歳の時に乗っていた思い出のクルマを2年前に入手。ロードスターの純正マリーナブルーにオールペイントし、ヘッドライトは前期の丸形に変更。ホイールはコーリン、ステアリングはパーソナルとオーナーの趣味が反映された仕様に。リアの左右に付けられたOPELとKADETTのエンブレムが笑える。




【1971年式スカイライン2000 GT】
2オーナー目の、走行距離8万2000kmのハコスカGT。前オーナーは年間50km程度しか走っていなかった。ゴム部品の純正品フルセットも前オーナーから譲られたという。




【1978年式MGミジェット1500】
次のクルマの購入資金のため、本気で売りに出しているという。コダワリaはウレタンをメッキにしたバンパーとセンターロックホイール化でMkⅣ仕様にした点。大正デカダンスなコスプレがかなり目立っていた2人だ。

【2】へ

初出:ハチマルヒーロー 2016年 7月号 vol.36
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

第2回 関東工大クラシックカー・フェスティバル(全2記事)

text & photo : HACHIMARU HERO/編集部

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