こころ、走らせるもの【1】3代目ソアラは、北米スタジオ「CALTY」のデザイン案でスタイリッシュに大きな変貌を遂げた|1991年式 トヨタ ソアラ 4.0GTリミテッド アクティブコントロールサスペンション仕様車 Vol.1

ロマンと先進性を追求したスーパーグランツーリスモ

       
ロマンと先進性を追求した
スーパーグランツーリスモ


【 1991年式 トヨタ ソアラ 4.0GTリミテッド アクティブコントロールサスペンション仕様車 Vol.1】

 国産スペシャリティーの代表車種として、2世代に渡り不動の地位を死守してきたソアラ。1991年にデビューした3代目は、「大人のGT」という基本コンセプトは継承したものの、歴代モデルとはさまざまな面で異なるクルマとなった。

 もっとも大きく変貌を遂げたのが、トヨタの北米スタジオ「CALTY(キャルティ)」のデザイン案がベースとなったエクステリア。初代、2代目とコンパクトなキャビンを持つ3ボックススタイルだったのに対し、3代目では流れるような流線型のフォルムと大胆なデザインを採用。ロービームから独立させた丸型ハイビームを持つフロントマスクは、その最たる部分と言えよう。

>> 【画像17枚】世界初のヨーレートフィードバック制御を採用し、小回り性とともに走行安定性にも貢献するアクティブ4WS。最小回転半径は非装着車より0.5mも小さい。など



>> ハイビームが独立した個性的なマスクはZ30ソアラならでは。ちなみにフロントバンパーは、前/中/後期でそれぞれデザインが異なる。



>> 曲面を使った躍動感あふれるデザインは従来のソアラとは一線を画すもの。前期では特別塗装色を含む全8色のボディカラーが用意されていた。


1991年式 トヨタ ソアラ 4.0GTリミテッド アクティブコントロールサスペンション仕様車(UZZ32)

SPECIFICATIONS 諸元
全長×全幅×全高(mm) 4860×1790×1340
ホイールベース(mm)  2690
トレッド前/後(mm) 1520 / 1525
車両重量(kg)  1750
エンジン型式  1UZ-FE型
エンジン種類 V型8気筒DOHC
総排気量(cc) 3968
ボア×ストローク(mm) 87.5×82.5
圧縮比 10.0:1
最高出力(ps / rpm) 260 / 5400
最大トルク(kg-m / rpm) 36.0 / 4600
変速比 1速 2.531 / 2速 1.531 / 3速 1.000 /
4速 0.705 / 後退 1.880
最終減速比 3.916
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション ダブルウイッシュボーン(前後とも)
ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ 225 / 55R16(前後とも)
発売当時価格 745.0万円


【2】に続く

初出:ハチマルヒーロー 2016年 3月号 vol.34
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1991年式 トヨタ ソアラ 4.0GTリミテッド アクティブコントロールサスペンション仕様車(全3記事)

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text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : JUNICHI OKUMURA/奥村純一

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