【懐かしの90'sスタイル!!】フレイムス&ラッキスターで回顧! 当時にはない足のキメ方でシャコタンを形成するオレ流ムーブラテ

当時を回顧するファイヤーパターンのフレイムスが印象的なムーブラテ

       
キャルルック&ハイテックをオマージュした
アーリー90’sスタイルのムーヴラテ!

【画像11枚】ファニーフェイス&当時にはない足のキメ方、ムーンアイズ一色のラゲッジ、こだわりの足メイクなど、90’s当時を回顧するムーブラテの全貌はココから見てネ☆

’90年代のキャルルック&ハイテック全盛期からタイムスリップしてきたような1台が現れた。
アラフィフ世代の読者諸兄なら、思わず「懐かしい〜」とニヤニヤしながら叫んでしまうスタイルだ。

このオーナーがこれまで乗ってきた歴代愛車はMRワゴン、ステップワゴン、タントなのだが、そのどれもがVIP系カスタム。
ドレコン志向だったため、VIP系に仕上げていたが、実はご本人は大のムーンアイズ好き。
そこで、憧れだったムーン系カスタムを今こそ手掛けたいと一念発起、このムーヴラテに独自のキャル&ハイテックを落とし込んだのだ。

オーナーによると、製作コンセプトの3本柱は「ムーン、黄色、キャルルック&ハイテック」。
ヴィヴィッドなボディカラーはムーンアイズを意識した黄色で、スズキ・スイフト用をペイント。
発色が強い海外色のチャンピオンイエローをチョイスしたとのことだ。

印象深いのは、3本スポークのメッキホイール。
ちなみに、若者(!?)であるオーナーにとって、アーリー90’sのキャルルック&ハイテックは、オンタイムで経験したものではない。
が、しかし、このムーヴ・ラテで目指したのは、絶妙なバランスによる当時っぽさだ。

スムージングのように見えるボディメイクは、これまた懐かしい絶版物のラッキースターエアロによるもの。
このほかハーレーなどのアメリカンバイクをイメージし、リロケートしたリアナンバーや、ビレットグリルの追加等、アーリー90’sを一世風靡したカスタム・アプローチでまとめている。

ただ1点、キャンバーを効かした車高は当時リアルではなく、現代的解釈を加えたプロポーション。
旧き良きスタイルだけに縛られず、イマどきテイストを加味したオンリーワンな1台なのデス!!




>>ムーンアイズのアイボールのカラーリングといえば黄色と白と黒。ってなわけで、ムーンオマージュでインパネ、ドア、ダッシュは黄×白でコーディネート。ステアリングは当時の王道、ビレットスペシャリティーズをセットしている。


>>ラゲッジもムーンアイズ一色。MDF、ビニールパイプを駆使し、チーム会長による外向きイベント仕様にメイク。アンプはキッカー、ウーファーはPRO CARMUO、アンプには懐かしいナカミチ(見えてないけど)をIN!


>>リアバンパーはラッキースター。マフラー開口部だけを加工し、ウイングは純正を使用。オフセットされたナンバーがアメリカン気分をアピール! テールランプはムーヴラテ・クールの純正品を使用している。


>>足回りには日正タイヤのタント用車高調を無加工で流用装着(ダイハツ50系は共通とか)。ハイテックが流行った当時は考えられなかったキャンバー付き足メイクは、前後8度にセットしている。



>>インナーフェンダーを取っ払い、フロントのロワアームは純正を3.5〜4cmカットして上げ、リアは0度から10度まで可変可能なパルテックのアクスルを装着することで、前後8度のネガキャンに。エアサスは“故障が怖いから”と俄然ナマ足派だ。


>>当時のトラッキンスタイルに憧れ「やっぱりトライフィン」と、JMBレーシングのジャパンエディション(17×7J IN38)をゲット。今となっては希少品のため、苦労の末、友人から譲り受けた。タイヤは当時ではあまり見かけなかったローハイトな40扁平だ。


>>サイド、リアのフレイムスは奈良のピンストライパーに描いてもらった。フレイムスの色はフロントバンパーに入れたビレットグリルのピンクに合わせたそうだ。リアフェンダーに被るタックインスタイルは、車高アプローチでのコダワリ。


>>元はツルンとしていたラッキースターのバンパーに、CTワゴンR用ビレットグリルをIN。下の開口部にもピンクの網を張っているのも見逃せない。サイド用は同じくラッキ—スターを所有しているのだが、装着するとボディ全体がツルンとしてしまうため、あえて純正のままとした。


>>フレイムス&ラッキスターで当時を回顧したスタイリングがインパクト抜群! ファニーフェイス&当時にはない足のキメ方も特筆すべきポイントだ。

【画像11枚】ファニーフェイス&当時にはない足のキメ方、ムーンアイズ一色のラゲッジ、こだわりの足メイクなど、90’s当時を回顧するムーブラテの全貌はココから見てネ☆


『カスタムCAR』2021年5月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:ムーヴラテ/2008年型

PHOTO/浦野浩之 TEXT/木村隆之

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