【片側15cmの極太オーバーフェンダー!!】ステアリングは全切りOK！ リアには極太10Jをブチ込むワゴンR スティングレー

子どもの頃からカスタムに明け暮れるオーナーが
本気で作り上げたオバフェンスタイルの軽シャコタン!!

【画像8枚】フル加工のフロントセクション、実用性を加味した全切り可能なステアリング、片側15cmの極太オーバーフェンダー＆リア10Jホイーなど、シャコタンスティングレーの全容はココから解読せよ☆

シャコタンで走る。
カスタムフリークなら誰もが憧れるコト。

スティングレーに乗るこのオーナーも、根っからのクルマ（乗り物）好きで、幼少時の自転車にはじまり、学生時代はバイク、そしてクルマと、すべてシャコタンで乗ってきた筋金入りだ。

キャラバンのバニングに10年乗った後、一時はカスタムから離脱。
だが、久しぶりに見学したイベントで、心の奥底に眠っていたカスタム魂に火が付き、このスティングレーが生まれたというワケ。

なんつっても強烈なインパクトを放っているのが、リベット留めのワークスフェンダー。
ランボルギーニやフェラーリ、GT-Rなど、高級スポーツカーをオーバーフェンダー化して超シャコタンで走らせている、リバティーウォークの「L☆Bワークス」をモチーフにしたものだ。
鉄板でワンオフしたオバフェンは、ボディとのフィッティングがバツグンで、その仕上がりは、まるで芸術作品のよう。

そして、このオバフェンに負けず劣らず存在感を放っているのが、超ベッタベタのシャコタン。
フロントはJIC、リアはテインの車高調をセット。
「キレイに乗ろうと思ったらエアサスやけど、低く走りたいやんか。昔からシャコタン大好きやし。エアロとか割ったら修理すればいいだけ」と、超オトコ前な発言!!

また、チェイサー用社外インタークーラーをブチ込んだ、Vヴィジョンフロントエアロ加工も、超オバフェン＆シャコタンとのバランスがバッチリ！
「迫力・低車高・個性」がそろった、まさに新感覚の軽スタンスの完成となった。

「老若男女、誰が見てもカッコいいと思え、イベントで賞を狙え、そして、スティングレーで頂点を獲りたい！」と、カスタムへの夢が無限大のオーナー。

その夢、ぜったい実現して軽カー・カスタム界をもっと盛り上げてほしいゾっ！



>>ひと目ボレしたという、Vヴィジョンのフロントバンパー。このデザインを生かすべく、インタークーラー加工＆鉄板溶接でボンネットを5cm延長してバッドフェイス化。アクセントとしてマットブラックを配色するが、グリルはシルバーで塗り、インタークーラーとのコントラストを調和した。ボンネットを延長したため、開閉レバーが届かなくなってしまったので、レバーに六角レンチを溶接し、グリルのスキ間から開けられるようにしてあるのもアイデアものだ。


>>リアもエイムゲインをベースに、マフラー出口とF1マーカーを加工。オバフェンとの接合部分はダクトを開けてアレンジ。フロントフェンダーダクトとの統一感を出した。


>>インパクトを求め、ボディはイエローでオールペン。BMW純正フェニックスイエローを明るめに調合している。太陽の下ではギラギラし、夜は落ち着いたイエローに。エイムゲインのサイドステップと、Nデザインのカーボンフラップをプラスしているゾ。


>>リバティーウォークをモチーフにしたオバフェン。軽カーサイズに合わせ、リアフェンダーの前側をサイドステップに延長。バンプラバーはトラックの荷台用を流用している。硬いのに柔軟性があるので、走行時にフェンダーとタイヤが干渉せず、バンプタッチで止めてくれるのだ。


>>フロントJIC車高調、リアはテイン車高調＋マイロードオリジナル普通車用スプリングをセット。8キロのバネレートで、乗り心地がかなりよくなったとか。


>>ホイールは、引っ張りタイヤに似合う旧車ちっくなエクイップ01の15インチで、フロントは9J OUT15、リアはなんと10JのOUT20！　しかも、フェンダーインナーカット＆ドアアーチカットで、フロント全切りOKなのだっ!!


>>内装はスパルコのバケットシートでレーシーな雰囲気をアップ。全体は以前、赤×黒仕様だったのを、赤×アイボリーにDIYで張り替え＆塗装を施している。


>>片側15cmの極太オーバーフェンダー＆リア10Jホイールのフォルムが圧巻！ 全切り可能なステアリングで実用性も考慮しているのも特筆すべきポイントだ。


『カスタムCAR』2015年1月号掲載
（記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです）
BASE CAR：ワゴンR スティングレー／2008年型
SOURCE：マイロード