【正体はパン屋さん☆】カスタムペイントにこだわるサンバーディアスベースのパン屋さんの移動販売車♪

パン屋さんの移動販売車両として、イベントでも大人気なサンバーディアス

       
NOラッピング! 本格志向のペイント派
こだわりのカスタムも見どころ満載!!

【画像7枚】ラインもキャラもすべてマスキングで描くカスタムペイント、ハワイアンテイストを意識したインテリアなど、移動販売車両のカスタアイズの秘密はココをチェック☆

手作りのパンやドーナツの移動販売を志したパン屋さん。
そのプロデュースを依頼したのが、数々の斬新なカスタムやペイントを手がける「K-LINE」だった、ということから生まれたこのサンバーディアス。
ウッドパネルを多用するインテリアで分かるとおり、実にハワイアンなテイスト満点のこのクルマは、パン屋さんの移動販売車両なのだ。

ベースは屋台車だけにポップアップルーフを持つサンバー。
製作に当たって「K-LINE」は、キャラクターデザインをムーンアイズのワイルドマン石井氏に依頼。
その原画キャラクターが帽子をかぶっていたところからヒントを得て、ポップアップルーフをコック帽に見立て、車両全体のイメージを膨らませることに。

そんなイメージを核に、フロントバンパー開口部は、キャラクターの口に見立ててラインをデザイン。
サイドにはキャラを描き、ボディ全体はパンのようなクリーム色に。
ウインドー周囲などは、ドーナツの揚げ色を意識し、ブラウン系を散りばめた。
それらすべてをラッピングではなく、カスタムペイントにこだわって、この完成度まで持って来たのだ。
ボディカスタムも施さない手練の仕事ぶりはまさにクセもの。

カスタムは内装にも及び、インテリアはウッドをふんだんに使ったハワイアンテイストに。
冷蔵庫やドーナツを揚げるフライヤーの配置には苦労しただけあって、イベント会場でも素早く出来たてを提供できる。

このサンバーのおかげで地元にも定着し、イベントなどでは大人気。
店舗もさることながらイベント出店で大忙しなんだそうデス!



>>ポップアップルーフ式のベース車は中で調理することを考えての必然。ちなみに、フェイス周りは、ボディサイドに描かれたメインキャラの顔をイメージし、ポップアップルーフをコック帽に見立てている。


>>グリルは室内とイメージとリンクさせ、木製グリルにチェンジ。安直な考えでフェイススワップキットを使わず、純正フェイスでイメージを具現化しているのだ。


>>内装の収納ボックス、隔壁等にはハワイを意識して竹のフロアカーペットを素材として使用している。


>>シートはパンの焼き色に合わせブラウン&クリーム色としているのがニクイ!


>>右サイドにはショップ名をレタリング。K-LINE曰く「フランスあたりの飲食店のシンプルな看板」のイメージとのこと。ちなみに、ボディの大半を占めるクリーム色はバニラビーンズ、オレンジ色は看板パンのカレー色、ボディ下部のカフェオレ色はパンの耳をイメージしたカラー。ピラーあたりの濃いめの茶色はドーナツの砂糖を意識して、メタリックを入れるなど、パンにまつわるイメージを見事に表現しているのだ。


>>ショップロゴ自体はフランスのこ洒落た看板イメージだが、キャラやクルマ全体としてはハワイのイメージも融合。キャラクターの元デザインはワイルドマン石井氏が担当。それを現車に合わせてK-LINEがリデザイン&ペイントしている。キャラや花柄、フラフィックスなど、すべてをマスキングで描いている。


>>タープを拡げてゲートをオープンすれば、屋台パン屋さんとしての準備はバッチリ。イベントなどでは大人気だそう。


『カスタムCAR』2019年9月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:サンバーディアス/2005年型
SOURCE:K-LINE

PHOTO/藤井元輔 TEXT/編集部

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