【Vクラスベースでオーバーランダー】商用ベンツ・Vクラスの“ヴィトー”ルック化! チープカスタムも楽しいキャンプビークル

Base Car:2018年型 メルセデスベンツ・V220dエクストラロング

       
ちょっと変わったベースを商用車テイストな味付けで仕立てるセンスに定評がある兵庫・オネストの最新作をご紹介♪ ベースカーは〝VAN〟は〝VAN〟でも、かのメルセデスが誇る〝MINIVAN〟のVクラス。もちろん、そのままじゃありません。メルセデスベンツの海外でのみ流通するVクラスの商用バングレード〝ヴィトー〟の黒バンパーを投入し、商用ルックな顔立ちに大変身! ベンツの商用車と言えば、バンライフ好きに大人気のスプリンターが有名だけど、全長5900mmというサイズは日本じゃとてもデカすぎる。そこで、3タイプのボディを持つVクラスの中で、一番大きいエクストラロングをチョイスしたというわけ。

 ヴィトー・エクストラロングの魅力は、4名がしっかり座れ、ベッドキットを付ければゆったり寝られるところ。。スライドドアを開けても最後部までドアがいかないから、両側ラダーを取り付けられるあたりも、オネストの代表のココロを刺激したそうな。

 で、味付けはオーバーランダースタイルを意識したアウトドア仕様! ワンオフアダプターで3インチ車高をアップし、TC01(17×9J)と大径ブロックタイヤ(245/65)を合わせることで、トータルで4インチ以上のアゲを実現している。さらにヴィトーの黒バンパーに合わせ、オバフェンやサイド、リアバンパーを部分的にチッピング塗装。ルーフトップテントを備えたキャリアの最前部にはアメリカで大人気のKCライトを8連でインストール。あえてKCライトのみに色味をそこだけに持ってくるあたり、代表のセンス巧者ぶりがジワジワと伝わってくる。

 国産車よりワンランク上のVクラス・エクストラロングをベースに、スプリンター的な商用車ちっくカスタムと、オーバーランダー的な作り込みの組み合わせが実にお見事ナリ。




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>>ベンツ・Vクラスとは?|日本では3代目となるVクラス。標準とロング、エクストラロングの3ボディあり、撮影車はV220dエクストラロング。全長5380mm、全幅1930mm、ホイールベース3430mmという巨体と総重量2875kgのボディを、2.2Lディーゼルターボ(最高出力163ps/最大トルク38.7kgf-m)でFR駆動する。



>>CLS-TC01(17×9J IN25)にBFグッドリッチのマッドテレーンT/A(245/65)をマッチ。車高は3インチリフトアップし、タイヤ外径と合わせ4インチ以上のアゲを実現。フェンダーやサイド&リアを部分的にチッピング塗装する


初出:カスタムCAR 2022年9月号 Vol.527

(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

Base Car:2018年型 メルセデスベンツ・V220dエクストラロング
協力:HONEST

PHOTO / 箱崎太郎 TEXT / 岡本晃

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