【オシャは足元から】仕事用&ドライブ用ハイエース、視線を奪うローフォルム!

Base Car:2012年型 ハイエース・ナローボディ・バンDX

       
“オシャレは足元から”と誰が言ったか知らないが、このルールはハイエースの世界においても同様。SBMユーザーの多くは世界最大クラスの商品点数を誇るハイエース用ホイールに目を奪われながら理想の1本を追い求めるのだ。

 そんなオシャレさんが集まったSBMで、本誌(カスタムCAR)編集部のハートを射抜き、足元バッチリ賞(ホイールと履きこなしがステキなクルマに贈るアワード)をゲットしたのがコチラのバンDX。肝心要のホイールはエセックスコンケーブ(通称EC)をチョイス。その名のとおりホイール中央へと沈み込むコンケーブデザインが特徴的な逸品だ。で、注目すべきはホイールの履かせ方。フロントは5mm内側にねじ込み、オバフェン内にちょいとリムを被せる。一方リアは、オバフェンツラツラにリムを攻め込んだ前後異なる履きっぷりにやられたり! 

 また、ドアハンドルやエアロはボディ同色のハイエース純正のシルバーで塗り上げて、足元で鈍く輝くホイールに視線が集まる小技もお見事。コンケーブのホイールと相まってまさに引き込まれるような魅惑のフォルムを構築。ハイドロで車高をガツンと落とし込みつつ、ルーフは半ツヤのブラックで塗り、視覚的にもローフォルムを強調しているのも、このクルマのスタイリングのミソなのだ。

 SBMには仕事車での参加者も多く、オーナーもそのひとり。様々な純正カラーがラインナップしているハイエースにおいて一見地味な純正シルバーを生かしたのも、働くクルマ=バン(ハイエース)らしさやアイデンティティを漂わすカラーだから。でもって、地味カラーだからこそ引き立つ足元メイクとの組み合わせがたまらんのヨ! これぞ、仕事現場もイベントもOKな、働くオトコの商用車カスタムの好例ナリ。





【画像11枚】カスタムポイントはホイールの履かせ方。フロントは内側に寄せ、リアはオバフェンギリギリに攻める!全貌はコチラ!



>>フロントにはT.S.D STYLINGのワイドルックバンパーを装着。グリル上部はバッドフェイスボンネットに干渉しないようにワンオフした。コプラスのヘッドライトで目ヂカラアップ。



>>シルビア用を流用したダミーのインタークーラーと自作のフリッパーでドレスアップ。


初出:カスタムCAR 2018年1月号 Vol.471

(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

Base Car:2012年型 ハイエース・ナローボディ・バンDX
Special Thanks:ガレージM

PHOTO / 木下誠

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