【イケてる1BOXユーザー列伝】車高と外観を追求したアメリカンなスタイリング!

Base Car:2005年型 ハイエース・ナローボディ・S-GL

       
100系時代からハイエースを乗り続けるオーナー。200系への乗り換え当初は生足カスタムで試行錯誤したが、仕事での利用とローフォルムとの両立を考えたときに行き着いたのはハイドロ仕様だった。そこで、ハイエースの激低カスタムで名高いトリニティをチョイス。最初はハイドロシステムのポン付けのみ。しかし「さらに車高を下げたい」という思いから、たった3日で再度トリニティを訪れ、着地仕様をあらためてオーダーした。着地仕様では、足回りはハイドロに加え、リアに4リンクを組み、ホーシングの逃げのトンネルなども完備。さらにフロントはトリニティオリジナルのショートナックルの採用やフェンダーカットなどを施して、パーフェクトなフォルムを実現している。



 ホイールは、リア足のナロード加工を施してUS製KMCのスライド(20×8.5)を履きこなす。USトラッキンイメージを足元に込めたかったのがセレクトの理由。お目当てのメッキ仕様のスライドは国内の流通がなかったため、本国から直輸入した。



 ボディはノンエアロで低さを追求する。ボディカラーは20系プリウス純正のゴールドにリーフペイントを加えた。オレンジ×ゴールドのリーフは着地時の高さを想定して位置やサイズを決定した入魂のポイントだ。



 バンパーはあえてⅠ型のDXバンパーを採用。リアにもステップバンパーを使う。ストックのフォルムをあくまでも尊重するというのがオーナーの思想だ。リアゲートやドアなどのハンドル類はすべてシェイブし、ツルリとしたスムーズフォルムを作ったのも大きな見どころ。15年掛けて作り上げてきた渾身のカスタムがついに完成した。

【画像11枚】車高の低さを重視したオーナー。ボディカラーまで手を加え低さを追求!全貌はこちら!



>>ダッシュ周りもきれいに加工が施される。純正ナビの下部にはワンオフモニターをビルトイン加工。さらにセンターコンソールは使いやすさを考慮してE25キャラバンのコンソールをスワップする。サンルーフも取り付けて、爽快感もアップ!



>>リーフにはオレンジ×ゴールドのカラーリングを採用。徹底してこだわったのはデザインと位置。ハイドロで着地した際にバランスのいい高さを考慮している。前方から後ろへと流れるラインで疾走感を表しているのも見どころだ。


初出:カスタムCAR 2021年2月号 Vol.508

(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

Base Car:2005年型 ハイエース・ナローボディ・S-GL
協力:トリニティ

PHOTO / 佐藤亮太 TEXT / 土田康弘

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