あかり 映画『トラック野郎』シリーズ時代のいなせな仕様を追求

アオリに波板、ケツブタにウロコステンレスを用いたボディ回り。アオリのボトムエッジには2連ずつでマーカーを並べている

       


静岡ふりぼぼクラブに所属するオーナーが駆る大型ダンプのあかりは、’70〜’80年代に一世を風靡したデコトラのイメージでアートアップ。古き良き時代を再現するレトロ風パーツを過積載した会心のスタイルに注目だ。

目玉となるフロントバンパーは、肉厚な舟型タイプを採用し、前面に「赤地+金文字」の名文句アンドンをコンビネーション。フロントパネルに配置したウイングマークや弁当箱との相性もバッチリだ。また、キャブトップには、菱抜きを多投した平型バイザー&ミラーステーを装着。丸パイプでこしらえたハシゴと相まって、存在感のあるビジュアルを披露している。また、老舗のスが製作した打ち出し模様入りのドアバイザーとフロントフェンダー、キャブルーフに備えた年季モノのハードレーホーンなど、レトロファン垂涎の逸品が目白押しだ。

一方の荷台回りは、ウロコステンレスのプロテクトップに装着した3連アンドンがデコトラ気分満点。そのほか、緑のマーカーを埋設したサイドバンパーや迫力のリアフェンダー、リア下を彩る3連テールボックスなど、アンダーエリアにも多彩な見どころを用意。年内で見納めになるそうなので、今のうちに目に焼き付けておこう。

【写真6点】古き良き時代を再現するレトロ風パーツを過積載。

カミオン20012年9月号トップアートをもとに再構成

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