すでに走行距離115万kmを突破!独創的な手法を積極導入して唯我独尊のスタイルを好演出したいすゞギガ

レトロアートを目指すというよりも、自分の好きな'80〜'90年代のスタイルを再現したかったオーナー。ダンプアートにとらわれず、箱車や平ボディに使われる手法をうまく導入して独創性にあふれたアートを展開している。

       



使用しているパーツは、ほとんどが地元の北製作所の手によるもの。なかでも、迫力ある舟型バンパーはみごたえ十二分だ。とくにサイド部分はタイヤに合わせてRを付けるという手の込んだ作りがなされ、さらにその後端の折りの部分にはマーカーを3発仕込んでいて、ナイトシーンではタイヤを照らすように光を放つ仕組みが隠されているのだ。

トップパートは平型バイザーと若干角度の付いたコの字型ミラーステーの組み合わせ。シンプルながらハイルーフとのバランスが良く、完成度は高い。実はバイザーはすでに換装されており、フロントバンパーと同じく舟型のデザインのものに変更されている。

また荷台周りでは、丸棒で縁取りしたガゼットからボディハシゴを伸ばすといった、平ボディや箱車を思わせるアート手法が導入されている。そうした手法はサイドバンパーにもみられ、ダンプらしい大型バンパーをあえて採用せず、太めの角パイプ3本仕様として独創性をアピールしている。

さらに、白銀社のアンドンで鮮魚便的な味付けも加えられ、オーナーならではのアートをみごとに表現。オリジナリティあふれるアートダンプに仕上げている。

【写真7点】オーナーの熱い思いをたっぷり積載!

カミオン2008年6月号トップアートをもとに再構成

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