高精度なパーツ群と箱3面画で抜群の存在感を放つ三菱ふそうキャンター

カミオン編集部 2023/08/02

クルマ全体の迫力アップとともに“いかつい感じ”を出したかったというオーナー。細かな抜き加工や筒出しなどのスーパーアートの手法と、ダークな色調のペイントを駆使して、2t箱車を存在感たっぷりに飾り上げている。

　　　　　　　

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絢爛豪華な出で立ちのこのクルマにあって、もっとも目立っているのがトップパートだ。とりわけ平型バイザーは、先端に桜形の抜き加工を施した11本の筒出しを中心に、パンチングステンレスや白のカラーパネルを組み合わせた逸品で、見事なデザイン性と工作精度はトップレベルだ。

さらにLEDを装備して、ナイトシーンでも華麗さを強烈にアピールする。そして、ボリューム感満点の極太ミラーステーがトップパートを華やかに彩る。電飾ボックスになっており、ナイトシーンにおいてもバイザーと相性抜群のコンビネーションをみせてくれる。

華やかなトップパートに対して、重厚感と安定感を感じさせるのがラッセルもどしのフロントバンパーだ。厚みといい、張り出しといい、超大型といっていいサイズ。さらにサイドスリットには複雑な抜き加工と色鮮やかなカラーパネルを組み合わせ、トップパートに負けず劣らずの華やかさをもったパーツに仕上がっている。

一方、箱3面に描かれたペイントはリアに“女性アーティスト”、運転席側が“閻魔大王”、助手席側が“龍と獅子”というモチーフを、あえてダークなトーンで統一。クルマ全体の雰囲気を自身が目指す“いかつい感じ”に近付ける効果をもたらしている。

今後は内装にも手を入れていきたいと語る。理想とするアートの追求はまだまだ道なかばのようだ。

【写真7点】トップレベル級の見事なデザイン性と工作精度。

カミオン2008年6月号トップアートをもとに再構成

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