亮太丸 前人未到の領域を目指してオーバースケールなアートに挑戦する三菱ふそうキャンター

カミオン編集部 2023/08/01

すずき工芸の箱3面ペイントを入れた獣神丸のオーナーが、同時に手塩にかけているのが、獣神丸と同じくキャンターをベースにしたこのクルマだ。もともと平ボディの仕事車だったそうだが、のちに荷台を箱に載せ換えてイベント車に転向。2t車のレベルを超越した迫力を演出すべく、コツコツとアート・アップを展開してきた。

　　　　　　　

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プラティアが製作したワンオフパーツ群は、約1mの張り出しを実現した可動式のラッセルもどしバンパーをはじめ、菱形棒チップをあしらったミラーステー、前面に丸棒を組み合わせた平型バイザーなど、ビッグスケールを誇る独創的なパーツで統一。

また、サクラ柄のエッチングステンレスを用いた3段ハチ巻きシートキャリアを搭載し、その前面にはニックネームを刻んだメインアンドンを配して、ランドマーク的な存在感を振りまいている。

一方、荷台周りの目玉は、2t車としては空前絶後ともいうべきかずの丸型筒出しステンレスを配したリア下周りで、両サイドのナンバーボックスをクチバシ形状にしたリアバンパーとの相乗効果により、斬新なルックスをアピール。

秘密工房が筆を執った“龍”をモチーフにしたリアペイントや、箱のツラから大きく張り出したサイドバンパー＆バスフェンダーなども、スケール感のあるスタイルの演出にひと役買っている。

なお、随所に組み合わせたカラーパネルをグラデーション仕様の紫で統一するほか、箱周りを彩るリレーマーカーや、FRPでこしらえたバスマーク＆菱型ドアアンドンが、オリジナリティ豊かなナイトシーンの演出を好サポート。今後は箱2面にもペイントを入れて、スタイルを昇華させていく予定だという。

【写真7点】デカさと派手さをセンスでバランス良くビルトイン。

カミオン2008年5月号トップアートをもとに再構成

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