秀宝丸 アイデアを凝らし落ち着きある大人の空間が特筆となる日野ライジングレンジャー

助手席は取り外されずに残されており、座ることも可能。センターコンソールから床にかけてはボタン締め仕上げ、インパネ部分はギャザー寄せと豪華絢爛たる仕上がりとなっている。

       



仕事車ということもありシンプルな室内を目指したオーナーは、メイン生地にモケットのフラワー(ダークレッド)をチョイス。ベッド窓や寝台窓にも生地を張り込み、シックで落ち着きある室内に仕上げた。

内装を手がけたのは、栃木県壬生町の横山自動車。シンプルななかにも、プロらしいアイデアと仕上げの良さが秘められている。

一見フルフラットにみえるが、実は助手席もしっかり残されている。そればかりか、床部分もボタン締めで仕上げられ、快適なパッセンジャー空間として確保されているのだ。また助手席を倒し、板を乗せると広大な空間が登場。オリジナルで加工されたセンターコンソールとともに、仮眠時や休憩時には快適なリラックス空間へ変貌する。

そして、豪華さを演出するのが、ゴールドキングのカボチャ型と壁掛けのシャンデリア。シンプルな室内だけに、一層その存在感が際立つ。

さらにはスピーカーやオーディオ類を機能的に組み込んだオリジナルのフロントオーバーヘッドなど、多くの魅力を満載した城が完成した。

【写真2点】フルで張り替えながらも使い勝手を重視した作り込みに注目。

2008年10月号男の城をもとに再構成

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