キャブ後方に出窓をそなえてゆとりある空間を獲得したいすゞフォワード

トラックには赤が似合うと、メインの生地にバレンタインの赤を選んだ。生地の張り込みなどは、トラッカーから内装ショップへと転身したキムラインテリアが担当。細部の張り込みや柄合わせなど細かい部分にプロらしい仕上げの良さが感じられる。

       


農業を営むオーナーは、瑞姫丸で自ら作った農作物を運んでいる。この季節には春キャベツや大根を運ぶそうだ。トップアートにも登場した完成度の高いエクステリア。レトロな雰囲気が実に味わい深い。現在は箱上ロケットも装備され、さらに進化を続けている。

瑞姫丸最大の特徴といってもいいのが、キャブ後部の出窓。約25cm後方に延長された部分には、ミラー板が張り込まれ、さらにナイヤガラをプラス。空間的な広がりを感じさせると同時に、豪華さもしっかりアピールする。

このナイヤガラとともに、ハンドメイドで作られたのがセンターコンソール。広々感を損なわないよう低く抑えられたデザインで、スイッチ類が整然と並びメカニカルな雰囲気が漂う。ベースには縞板が採用されアート・アイテムとしても一級品だ。

天井の45cmのシャンデリアやベッドの壁掛けタイプなど、ほかにも豪華さを強調するアイテムを搭載。華やかさに満ちた男の城だ。

【写真2枚】めくるめく情熱的なバレンタインワールド。

2008年5月号をもとに再構成

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