圧倒的な布張り技術で高い完成度を誇る日野レンジャープロの城内

長距離が多いオーナーは、クルマのなかで眠ることも多い。そのため、室内は可能な限りフラットなスペースが確保されている。助手席は、ベッドと高さを合わせてフラット化。コンソールなどフラットな面を損なう装備も極力排除。

       


仕事車ゆえに、エクステリアはシンプルな仕上がり。メッキパーツをセンスよく配置し、さりげなくアートを主張しているのはさすがといった感じ。

バレンタインの赤を惜しげもなく敷きつめ、豪華に室内を仕上げた姫丸。手がけたのはその道のプロ、今泉内装。複雑な形状をもったレンジャープロハイルーフの室内を、美しく仕上げている。

特に、複雑な曲面が組み合わされた天井部分のフィニッシュは実にみごと。プロならではの匠の技を感じさせてくれる。

こうした配慮とハイルーフであることもあり、室内は実に広々とした印象を受ける。寝台部にさりげなく設置された壁掛けシャンデリアによる、豪華な演出を忘れていないのもさすがだ。

現在はシャンデリアなどが追加され、ますますグレードアップされている姫丸の室内。再びこのコーナーに登場する日も、そう遠いことではなさそうだ。

【写真2枚】バレンタインレッドに息づく高い縫製技術。

2008年5月号をもとに再構成

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