トップアート 上質な鏡面パーツを武器に個性&美しさを凝縮した10尺平車 龍樹丸

中央に紫のカラーパネルを配したサイドバンパーもスタイリッシュ。泥除けは赤&白縁タイプで統一する。

       



トラック運転歴28年のオーナーが駆る龍樹丸は、いわく「シンプルさと全体のまとまりを意識しました」とのこと。ベテランの面目躍如たる美麗スタイルが必見だ。

ミッドナイトパープルで塗装したキャブ回りには、完成度に優れた個性派パーツが目白押し。特筆すべきはフロントバンパーだ。トップアートシノツカがこしらえたそれは、精悍なキャデラックフォルムながら、側面に鋭利なスリットをあしらうなどディテールメイクも秀逸。両角にしぼりパイプのフラッグポールを備えるほか、スリットスペースには、間接照明的に緑のパイロットランプを忍ばせている。

また、キャブトップには、上段に菱抜き、下段にマーカーをあしらった平型バイザーを装着。角おこしパイプ×3本を立体的に組んだミラーステーとのバランス具合も上々だ。

一方の荷台回りは、高さをそろえたサイド&リアバンパーが、アンダーパートに安定感をもたらす。また、リア下回りを彩る3連角テール×3発も見応え十分。トルコキキョウのフィルムを採用したリアアオリも絶好のポイントだ。「10連テールや内装など、やりたいことが山積みです」とアートアップに終わりはない。

各所の写真6枚

カミオン2014年7月号をもとに再構成

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