トップアート モダンな高精度パーツで独創的なアートを展開する美麗平車 美勝丸

ルーフ上に鎮座するシートキャリアは、下からアンドン、リレー式の2段ハチ巻き、丸棒デザインの3段構成。大ぶりなメインアンドンには「美勝丸」のニックを刻む。

       



トラック運転歴20年のオーナーが駆る2t平ボディ・美勝丸は、いわく「地元にいないようなスタイルにしたかった」という独創志向のアート車。ベース車の面影を残さないフェイス回りを筆頭に、オリジナリティ満点のアートを展開している。

高級乗用車ベントレーを彷彿とさせる鉄仮面グリルや、ロケット風のフラッグポールを備えたラッセル戻しバンパーを筆頭に、フロントは他車の追従を許さない斬新パーツを豪快にラインナップ。

鳥カゴ型シートキャリアや極太のミラーステー、前面上段に「波絵」のアンドンを収めた平型バイザーなど、キャブトップにも、XL級の存在感を放つ大型パーツ群が目白押しだ。ミラーステーのブレ留めにV字に並べた筒出しステンレス×8発も、抜群のモダン気分をアピールしている。

一方の荷台回りは、アオリをステンレスで光らせるほか、サイドからリアにかけてのアンダーエリアにも、見応えのある大型パーツを装着。プロテク背面で躍動する「龍」のフィルムアートも一見の価値を有している。「今後はアオリを高く上げて、リアも観音扉化したい」と抱負を語る。リメイク後の雄姿に乞うご期待だ。

各所の写真はコチラから。

文:山口拓朗

カミオン2014年5月号をもとに再構成

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