男の城 要所に名工と名匠の技が光る 翔廉丸

細部までオレンジの大花束がきっちり張り込まれ、美しいフィニッシュをみせる室内。

       


ウイングボディの上にのった広島・ブルークラフト製のバスロケットが堂々たるたたずまいをみせる。ウイング部にはマッドペインターズのモチーフとしては珍しい、波絵が入る。主に地元・三浦で採れる野菜を積んで、関東一円を走っている。

実はこの室内は、ペインターとしても名高いマッドペインターズの手によるモノ。なんとか頼み込んで仕上げてもらったのだそうだ。

室内全体は、いたってシンプル。クルマで眠ることも多いオーナーらしく、運転席脇の温・冷蔵庫以外余分な装備はほとんどない。そんななかで豪華な輝きを放っているのがシャンデリア。

「ごく一般的なモノ」ということだが、ゴールドの骨組みと大花束の生地が絶妙にマッチし、品のいい豪華さを漂わせている。また、リアウインドーのアンドン板は、塚本屋中村商店の作品。名店の作品らしい味わいが、室内に格好のスパイスを効かせている。

各所の写真2枚

シンプルながら、各所に名工、名匠の技が光る室内は、男の仕事場らしいこだわりの城となっている。 

写真:編集部 文:CAT菱川 2008年1月号をもとに再構成

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